考えること自体を楽しめれば天才になれる
「すごく頭のいい人」が書く文章が好きだ。「すごく頭のいい人」が書いた文章を読んでいると、自分の頭もよくなっていくような気がする。
ゲームの神プレイ動画を観ると実際にゲームのウデマエが上がる。文章にも同じような作用があると思う。
内田樹先生のブログに天才について書かれた記事がある。読んで興奮した。自分も天才になれるかもしれないと思った。
少し長いが引用したので読んでみてほしい。
「すごく頭のいい人」にとっては、考えることそのものが気持ちいい。
考える⇛気持ちいい⇛考え続ける⇛考えるのがうまくなる⇛もっと気持ちよくなる⇛(以下無限)
考えるという行為そのものが気持ちいい、なんて発想なかったわ。びっくりした。
でもこれなら自分にも真似できそうかも、と思った。
今まで自分は「Aについて考えるのは気持ちいいけど、Bについて考えるのはしんどい」と考えていた。するとAについてはよく考えるが、Bについてはあまり考えなくなり、Aは得意になるがBは苦手になる。
そうではなく、「考える内容はAでもBでもいい。考えること自体がきもちいいのだから」という状態をつくれれば、AもBもCも関係なく処理できる「思考法」を、天才みたく育てられるのではないか。
一緒に本を書いた小鳥遊さんは、「タスク管理が好きで、自作のタスク管理シートを更新するために毎日出勤しています」と言っていた。まさにそんな感じ。ひとつひとつの仕事A、仕事Bの作業内容はどうでもよくて、その上位にある「タスク管理」が気持ちよければ、仕事全体が楽しくなる。
そういう状態を頭の中につくれないものか、と考えている。
内田樹『街場の読書論』おすすめです。オーディオブックで聴くのに向いてる。内田先生のブログの内容を本にまとめたものだから内容としては平易で、しかもブログなので文体が軽く、耳で聴くのにちょうどいい。
先日PodCastで『街場の読書論』を熱量高めに紹介したのでそちらもよければ聴いてください。
読みたい本がたくさんあります。