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Bar

本当は書きたいことがあったんですけど、なかなか文章として完成しなくて難産になりそうなので別記事(これ)を書き始めました。


どうも、とげのは。です。

本当はこれを3月の1日の期限に間に合わせたかったんですけどね、間に合わなかったので悲しいですけどせっかくなのでちゃんと記事にしておこうと思って筆をとる、ならぬパソコンを開きました。


今回のテーマは「私がバー通いを始めるまで」のお話です。


割と自分の日記というか忘備録に近い文章になりそうですが、読んでいただければ幸いです。カテゴリ、迷っています。


まず私がバーに行きたいと思ったきっかけの話からしましょう。

「バーに行ってみたい」と思ったのは学生時代。二十歳を超えお酒が飲める年齢へと上がり、意外と自分はお酒が好きなタイプの人間だと気づいた私は、よく友達とお酒を飲むようになりました。

お金のない時代だったこともあり、家のみが中心でしたが、もちろんお外で飲む機会も増えます。できるだけおいしくて安くてたくさん飲めるところがいい。仲間内の飲み会の幹事を引き受けることも増えた私が必死の形相でお店を探していた際、私の目に飛び込んだのが「バー」のホームページでした。

当時の私には一杯の値段が1000円近くするお店には到底行くことなんてできません。でも、普段行くようなお店とは違う雰囲気と魅力を感じたんでしょうね、私は絶対に行こうと心に決めた覚えがあります。

バーに行ったことのなかった私のバーのイメージは、知らない人たち同士が気ままに話をしてマスターがお酒を作ってくれる。大人な雰囲気。

ホームページを一目見てバーのとりこになった私は、大学の授業中、地元駅にあるバーを探しては眺めて妄想した覚えがあります。自宅生で夜遅いバイトができなかったので、さすがにバーで働こうとまでは思わなかったですが、今思えば受けてみればよかったな、と思います。今私が通っているお店にも学生さんが働いていますが、かわいい子たちが多くて癒されます。そういうお店ではないんですけどね笑。


ただ、結局大学時代はいけませんでした。まぁお金ないですしね。

あと勇気が出なかった。


じゃあいつ行ったんだよ。と、なりますよね。
私が初めて行ったのは社会人2年目の夏です。よく覚えてる。

当時、というか今でもなんですが、私の住んでいる街には1年に数回、1枚の券を買うと何店舗かお店を回れるようなイベントがあるんです。取引先の関係もあって参加することになったんですけど、その時たまたま先輩がここのお店に行こうと私に言ったバーが学生時代私が初めて行きたいと思ったバーだったんです。奇跡。

しかもこのバー、これ以降はこのイベントに参加しなくなってしまったので、まさにこの回、このきっかけがなければ今の私のバー通いはないといっても過言ではない。奇跡(2回目)


そのお店は2階部分にありました。

少し急な階段を昇り、お店の扉を開けると薄暗いなか、さらに上へと続く階段。
当時の私は憧れと不安で結構緊張していたことでしょう。町おこし的なイベントなので、思っていたよりもだいぶ騒がしくにぎやかかったけど、バーカウンターについたときの嬉しさは今他のお店に行っても味わえないものだと思います。

1杯目は決まったメニューから一つ選んだのですが、ここで先輩がおごってくれるというのでもう一杯頼みました。

今まで見たことのないお酒のメニューたち、並んでいる度数を示す数字も普段とは比にならないほど高いものばかり。必死でメニューを探していた気がします。

当時1杯目に何を飲んだのかは忘れてしまいましたが、2杯目、つまり私が人生で初めて「バー」で頼んだカクテルは覚えています。


「ロングアイランド・アイスティー」
知っている方も多いでしょう。これは紅茶リキュールではなく、お酒だけ、つまり紅茶は一滴も使わずに見た目と味を紅茶に近づけたカクテルです。
レディーキラーという異名を持つこのカクテルを飲み方も知らない馬鹿がよく頼んだなと思います。正直あんまりおいしくなかった記憶があります笑。今飲んだらおいしいかな。


初めてのバー体験。私は絶対一人でもここに来ようと心に決めたのですが、やっぱり勇気が出なかった、それから半年以上間が空いてしまいました。
しかも、私はこの後一人旅で一人のみ、立ち飲み屋体験をしているので初めて一人で言ったお店はここじゃないんですよね。また一人旅の記事も書こう。

なんで、ここまで心に決めたのに一人で行かなかったのか。その理由が私が一人で飲み屋を探して歩いているところを誰かに見られたくなかったからだと思います。

今でこそ、余裕ですけど。当時は恥ずかしかったんですよ、そもそも誰も見てないだろ、という感じですけどね。


そんな私が、とうとう初めてそのお店に行く機会がやってきました。きっかけはまたしても会社。

私は吹奏楽が趣味兼生活の一部なのですが、その週に全国大会を見に行こうとしていました。しかし、歓送迎会が入ってしまった関係で夜行バスに乗れなくなってしまったのです。日をずらすことも許されず、急いで翌朝の始発便をとる始末。正直そのせいで会社の飲み会はずっとイライラしていました。八つ当たりですね。

だからこそ、早く抜けて明日の始発に備えたかったのですが、新入社員の私はその飲み会から離れることもできず、3次会のスナックに足を運んでいました。

しかし、スナックは超満員。私はこれ幸いと逃げ出したのです。
タクシーを探して早く帰ろうと思った私に、悲劇が襲い掛かります。


「お姉さん、一緒に飲まない?」


おやおや、何と人生初のナンパです。たしか、この日は2次会から3次会に行くときにも声をかけられたので2回目だ。顔とか覚えてないけど、べろべろに酔っぱらってたおっさん二人組だった気がする。数少ないからよく覚えてるんです。

初めは、営業モードでやんわりと断りを入れていた私ですが、しつこい二人組にとうとう怒りが爆発してしまいます。当然です、そもそも飲み会のスタートからいらだっていたのですから。


「一人で行くところがあるんです!ほっといてください」


そう啖呵を切った私は、タクシーを探すことをやめ例のバーに向かいました。

いやいや、帰れよって感じですよね。ただ、今のこの怒りのパワーなら行ける。とも思ったんです。あとたぶん酔ってたとも思う。


行ってしまおう、この勢いで。


急こう配の階段を昇り、ドアを押し開け、マスターに一人ですと告げ、カウンター席に座る。今思えば初めてなのに躊躇なかったな、私。

普段は年上が多いバーなのですが、たまたま若い客が多く、なおかつ女性も多かったので、ひどく盛り上がった記憶があります。おかげで次の日は二日酔いでした。

結局その経験があってそれ以来私は一人でバーに通うようになりました。今ではそのバーも行きつけ。ある意味ナンパにも感謝しないといけません。


さてさて、今回の私のこの記事。本当にただの忘備録になってしまいました。

26歳とはいえ、バーに来る平均的な年齢からは低いのか、同世代で行く人が少ないからか、私がバーに行くこと、一人で飲むことを知ると割と周りは驚きます。

ただ、仲間内と行くのとは全然違う楽しさがあります。
私は居酒屋で飲み放題を頼んでがっつり騒ぐ飲み会も大好きです。正直こっちのほうが酔う速度は幾分早い。困ったものです。

バーは、というか一人外のみ、これは家で一人で飲むのとは違い、周りとお話ができます。しかも見知らぬ人。だからこそ話せることもあるとおもうんです。

お酒、家では飲めないものが飲めます。家では作れないもの、ボトルだと高いウイスキーもグラスで出してもらえます。


まだ行ったことがない人で気になってる人がいらっしゃいましたらぜひ行ってみてください。バーはマナーがあって大変そうと思う方もいるかもしれませんが、そんなに難しいことはありません。

大体のバーにはおすすめメニューが置いてありますから、その中で飲みやすいものを聞けばこたえてくれます。バーテンダーさんはこっちの何倍もの知識量を持っていますから。ゆだねるほうが失敗がないなと思います。

私も初めて行くバーは今でも緊張します。必ずこれを頼む、と決め打ちしておけばいいんでしょうけどね。好きなカクテルのお話もしたかったですがこれもまた今度にします。


長くなってしまいましたが、何とか区切りがついたのでここで終わりにしましょう。
月曜日が来てしまいましたが、心の中ではいつでもお休み気分に浸っていたいです。

「金、土土土、日日日」     とげのは。

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