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京都移住完了報告

 ここ一年は世界をフラフラしていましたが、4月から京都のスタートアップに3人目の社員として入社することを決め、いま引っ越しを終えました。

 今回は、長らく生活をしていた東京をあとにして、大学時代以来の念願の京都生活を始めるのでnoteにまとめました。どこまでいっても私事なので、読んでいただいたらありがたいのです…。

 僕の場合、自分を旅人と名乗る事に違和感を覚える。旅は他の趣味と並ぶ単なる一属性であり、僕のすべてを形作るものではない。加えて、旅をしなくても追体験ができるこのご時世に旅をしなければ分からないことなど減っている。想像力に長けている人ならば実際に旅をしなくても同じくらいの感覚を得られると思うのだが、僕にはそれほどの想像力がないため、フィールドワーク、あるいは旅と称してどこか遠くの辺境に行ってしまうのだろう。とはいえ旅をしている時間など人生のごく一部に過ぎず、どちらかと言えば料理家や釣り人や文化人類学の人や酒飲みと言われた方がしっくりくる。
 次の勤務先は、スタートアップ 兼 新規事業ゆえに具体的な業務内容を申し上げにくいのですが、僕よりも7つ下の社会課題を解決することにコミットしている起業家と一緒に、日本の社会課題を解決すべく奔走します(何も言っていない小泉進次郎構文のテンプレとしてお使いください)。今回の会社に入ることで期待されていることは、経営管理やPMI(会社統合や買収後の統合プロセス)の実務経験と公認会計士試験合格者としての専門知識だったりする(公認会計士としては2009年に論文式試験を合格している。使わなさ過ぎて久しぶりに再勉強している)ので、やはり旅人枠ではないことが予想される。

 一年旅をしているような身軽な旅人兼ミニマリストとなると、すべての荷物がスーツケースで収まってしまい、自分でもびっくりしている。もちろん食器や調理器具や白物家電なんかはそろえる必要があるのだが、コロナで先の見通しが見えない中で、いったんは価格崩壊が起きているホテルを転々としながら、長期的に住むことができるホテルを見つけるか、あるいはOYOのようなマンスリーレンタルの部屋を借りるかなどをしばらく時間をかけて考えることとする。

 東京を離れて京都に出るのは実は二回目。一度目は、生まれ育った信州で18年過ごし、公立の高校を卒業し晴れて2006年に早稲田大学理工学部に入るために上京し、熱量の高い大学生と一緒に起業を経験しながらも、学業に専念をしたいという事を考え始めてながら夏休みの京都旅行がとても良すぎて(また、コンピュータサイエンス学科だったのですが学生のレベル感に嫌気が差し、これはどっちの意味もあるのですが天才は存在し、一方で早稲田という内部進学がある程度いる環境において対数関数を知らない理系大学生も一定程度存在したことに絶望したのが一番の理由かもしれないが、あるいは、文系の学生の自由度に憧れて、)秋から仮面浪人をし晴れて京都大学の総合人間学部に入学をした2007年(この間に文化人類学を専攻しながら暇すぎるのと将来不安なこともあり力試し的に会計士をとった。一応資本金要件と前職での実務要件からも監査法人で勤務せずとも登録はできる状態)からの、13年ぶり二度目の都落ちである。

 一度目の都落ちは、「東京には人・モノ・カネのすべてが揃っている。その場合に学生という身分で何者かになることはできるが、学生の本業たる学業に専念できぬではないか、だとすれば結局卒業をしたら東京に戻ってくるだろうから学問に専念しようではないか」という気持ちで京都に向かっていた。実際に早稲田の本部キャンパスの四号館の金曜日18時からの講座「起業家養成講座」は、グッドウィルの守口さん、サイバードの堀さん、DeNAの南場さん等、錚々たる方々の講義を聞くことができたし、実際にそれは起業をしていたメンバーと一緒に受けていて、とにかく刺激を受けまくっていた。が、一方でそのような刺激は社会人になってからでも遅くないのでは?とも思っていた部分もあった。(その後も、この講義やその後の飲み会を通じていろんな人に会わせてもらった。)

 二度目の都落ちは、今回。大学卒業と共に京都を去り、8年間東京をHead Quarterとする(今となっては)グローバル企業でアジア中心に経営企画・経営管理・PMIや事業推進として働き、1年間世界を旅した結果、内面には実に多くの変化が起こっていた。

日本観

・日本は地政学的にも言語学的にも独特なアジアの国である
・日本悲観論はあるがGDP per capitaと人口の観点から問題なし
・論点を明確にする(誰にとって何が問題か)場合のみ議論&議論後悲観可
・国際社会における我が国の地位は低下の一途だがここ30年の英国と同じ
・毎年ベースアップの話がないのは直近30年の日本の特徴
・とはいえわが国はまだ一発くらいは国際社会にパンチを下せる余力あり

東京観

・東京は日本経済の中心であるが、世界に目を向けたらまったくそうでもない
・東京は日本経済の中心であるが、日本経済のすべてではない

金銭観

・金銭は自由度を決定する重要な要素であるがそれ以上でもない
・ある程度の金銭(フローではなくストック)があれば自由はできる
・人生の中で有限なものは時間であって決してお金ではない
・意思決定はお金を片方の天秤でした瞬間に間違える

時間観

・多くの時間を使って意義のあることをしよう
・少ない時間を使って最高の仲間と過ごそう
・時間を使わずに資産を増やそう(できれば複利やCapital Gain)
・「いま」が一番価値が高い
・やりたいことだけで時間設計すべき

労働観

・評価は労働時間<事業価値貢献度、その時間軸は短期<長期
・一世代前に主婦が行っていた内職に似たものが世の中には作れる
・顔や本名や所在地が分からない人にも仕事を振れる
・自己実現欲求まで満たした中で働く意義は社会貢献
・組織を縛る規律は金銭や責任ではなく自己から沸き起こる熱意
・Give&Takeという言葉があれば、毎回Giveが先でうまくいく
・人口減少社会の突破口はコミュニティやそれが表出した形の祭事

など、いろんなことがみえてきた。
※都落ちの表現など、京都の人に言ったら笑われるだろうけど許してください。

 人生は有限だ。これはもう自明ではあるが、鬼にでもならない限り不老不死はあり得ない。そして僕たちは、どう頑張っても鬼にはなれない。だから有限な時間を自己決定性に基づいて、やりたい事から順にやっていけたらいいですね。僕もそれを実践していこうと思います。また具体的な話はまとまってきたらツイッターやnoteで更新をします。

 とにかく、京都を拠点として暴れます!!

♡あるいはコメントが次のnoteを書く活力になります。ぜひ感想など教えてください。

それでは!

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比叡山の山伏、文化人類学徒、ニートもどき