#152 [音楽] モーツァルトとダ・ポンテによる最高傑作のオペラ
第22週 第5日(金)音楽「モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は音楽「モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』」です。
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本の要約
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、「フィガロの結婚」(1786年)で成功を収めると、プラハ歌劇場から新たな依頼を受けた。彼はリブレット(台本)作家ロレンツォ・ダ・ポンテと再びコンビを組み、今度はテーマとして、ジョヴァンニ・ベルターティの1775年の戯曲「ドン・ジョヴァンニ、または石の客」で描かれているドン・ファンの伝説を選んだ。
物語の主人公は、どうしようもない道楽者で女たらしのドン・ファン(ドン・ジョヴァンニ)だが、モーツァルトとダ・ポンテは、彼を好感の持てる人物に変えた。そうすることで、二人はオペラ・セリア(正歌劇)とオペラ・ブッファ(喜歌劇)を融合させ、結果として「ドン・ジョヴァンニ」(1787年)は、道徳劇でも悲劇でも喜劇でもなく、それを混ぜ合わせたものとなった。
感情に訴える衝撃という点では、「ドン・ジョヴァンニ」はおそらくモーツァルトの最高傑作である。
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ドン・ジョヴァンニ
ダ・ポンテ
「ドン・ジョヴァンニ」の台本を書いている最中、後援者の家の一室に缶詰になった。隣の部屋には、テーブルの上に常に食事とワインが用意してあり、さらにその隣の部屋には娼婦が待機していて、気分転換が必要なときにベルを鳴らして来てもらってた。
そんな生活、送ってみたいもんだわ。