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#133 [宗教] イエスに最も近い存在、イースターエッグの由来にもなる女性信者

第19週 第7日(日)宗教「マグダラのマリア」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は宗教「マグダラのマリア」です。

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本の要約

マグダラのマリアは、イエスの最も有名な弟子の一人であり、最も議論されてきた女性信者である。

おそらく最も重要なのは、マグダラのマリアはイエスが十字架にかけられた現場におり、イエスの復活を最初に目撃した人物だということだろう。イエスが死んで三日目の朝、マリアがイエスの墓へ行くと、中が空になっていた。すると彼女の目の前にイエスが姿を現した。マリアは、それが誰だか最初はわからなかったが、名前を呼ばれて気がついた。イエスはマリアに、他の弟子たちにこの奇跡を伝えるようにと命じた。

マリアの生涯の詳細については、激しい議論の的になってきた。

・福音書にでてくる他の女性と同一人物説
ある福音書には、ファリサイ派の人の家に住む罪深い女が登場する。この女性は、売春の罪を犯していたと思われ、この女性こそマリアだと主張する学者もいた。

・イエスの妻説
この説を支持する根拠も否定する根拠もない。
マリアは、どの弟子よりもイエスに親しい存在であり、当時のユダヤ人男性が独身のまま旅をしたり教えを説いたりするのは、きわめて珍しいことだったと思われる。

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あれ?最後の晩餐にいなかったよね?

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」にはイエスと12人の弟子が食卓を囲む姿が描かれている。この弟子の中にマグダラのマリアはいない。

12使徒に選ばれていない理由はなんなのか。女性だからか?
イエスに最も近い存在なのに弟子や使徒として扱われていないとなると、イエスの妻(妾)説はかなり近いような気がする。

今の所、歴史上で男女関係の話題になるときれいに終わった試しがない。何かしらどろどろになるか、子供をたくさん残していたりする。
イエスも例外ではないと思うけど…

イースターエッグの誕生

復活祭(イースター)のとき、卵に色を塗ったイースター・エッグを贈る習慣は、マグダラのマリアとローマ皇帝ティベリウスとのやり取りから生まれたという説がある。マリアは、イエスが十字架の上で死んだ現場と復活の現場に居たため、皇帝に謁見することになった。謁見の場でマリアは、イエスは死から復活したのだと言って、皇帝に卵を差し出した。皇帝が、イエスの復活など、この玉子が赤くなることと同じくらい、ありえないことだというと、たちまち卵は赤くなったという。


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