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#60 [科学] あつ森でも役立つ遺伝の法則。

第9週 第4日(木)科学「メンデルの遺伝学説」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は科学「メンデルの遺伝学説」です。

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本の要約

チェコの修道士グレゴール・メンデル(1822~1884)が彼以前の遺伝学説を覆した。

■エンドウマメの実験
メンデルは、修道院の庭を何度も散策しているうちに、ありふれたエンドウマメ(学名Pisum sativum)のシンプルな特徴に気がついた。
・エンドウマメの花は、色が紫か白だけ。
・さやは黄色か緑色
・背丈は高いか低いか
・豆は丸いかしわがあるか
こうした混ざり合わないらしい特徴を全部で7つ見つけたので、彼は実験をすることにした。

■遺伝子、対立遺伝子、優性遺伝と劣性遺伝
丸とシワのように対になった形質に関係する遺伝子を対立遺伝子という。
・どの植物も、一つの特徴つまり形質について、親のそれぞれから対立遺伝子のいずれかをひとつずつ受け取る。
・対立遺伝子の形質はどちらか一方しか現れない(現れる方を優性遺伝という)が、対立遺伝子はどちらも等しく次の世代に伝わる。

背丈の高いエンドウマメを低いエンドウマメとかけ合わせた場合、小世代の豆全てに、高くなる優性遺伝子がひとつと、低くなる劣性遺伝子がひとつ伝わる。どの豆も背丈は高くなるが、背丈が低くなる遺伝子も、発言こそ発現こそしないが、必ず持っている。

次にこの世代を自家受粉させると以下の結果になる。
・4分の1が高くなる遺伝子を2つ持つ
・2分の1が高くなる遺伝子と低くなる遺伝子を一つずつ持つ。(上記の場合はどれも背丈が高くなる)
・4分の1が低くなる遺伝子を2つ持つ。

低くなる遺伝子を2つ伝わった豆は、実際に背が低くなる。

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自家受粉とは

花粉がめしべの柱頭につくパターンは、「同じ花」「同じ株」「異なる株」の3通りある。このうち「同じ花」と「同じ株」は遺伝的に同じで「自家受粉」、「異なる株」の受粉を他家受粉と呼びます。

上記のサイトにて、メンデルの遺伝の法則についてわかりやすい花の色の交配を表にしていた。

画像1

これ、あつ森の交配と同じ原理じゃん

ニンテンドースイッチの大人気スローライフゲーム「あつまれどうぶつの森」でもこのメンデルの法則が採用されている。こんなところでつながりを感じるなんて。

これ、めちゃくちゃ大変でやろうと思ったけど、断念したんだよなぁ

今回のメンデルとあつ森がまさか繋がってくるとは思わなかった。というか、あつ森がこんな正確に作られているなんて感動!!!

これを気に、もう一回仕組みを理解してチャレンジしてみようかな。
誰か協力してくれる人がいればいいんだけど...


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