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#58 [文学] 20世紀に世界の目をラテン・アメリカ文学へ向けさせた人物。

第9週 第2日(火)文学「ガブリエル・ガルシア=マルケス」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は文学「ガブリエル・ガルシア=マルケス」です。

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本の要約

1928年にコロンビア北部の町アラカタカで生まれる。
大学をでて、様々な外国の通信社でジャーナリストとして働き、フランス、ベネズエラ、アメリカ、メキシコなどで生活した。

小説は1950年代半ばから書き始め、初の主要な作品である短編集「大佐に手紙は来ない」を1961年に出版した。

■代表作
・「百年の孤独」(1967年)
現実の出来事に幻想と神話を織り交ぜた魔術的リアリズムと呼ばれる代表作。架空の街マコンドを舞台に6世代の人々を描いた物語。最初は素朴な村だったが、外界と接触が増えるにつれ、内戦、独裁政権、労働争議など、数々の苦難を経験する。現実的な出来事の中でも幻想的・超自然的な事柄を結びつけている。例えば、暴風雨が5年も続き、人物が死ぬと空から黄色い花が降り注ぎ、ブタのしっぽをはやした赤ん坊が生まれる。
・長編「族長の秋」(1975年)
・中編「予告された殺人の記録」(1981年)

1982年にノーベル文学賞を受賞。彼の作品は、原語であるスペイン語版と翻訳版を併せて数千万部売れており、批評家と一般読者の両方から今も高く評価されている数少ない現代作家である。

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いい加減気になる、名前の「・」と「=」の違い。

名前のを記述する時にどちらも入る人がたまに出てくる。
先々週の音楽で紹介したバロック時代の代表作家の一人に「ジャン=フィリップ・ラモー」という方がいた。本書でもそう書いてあったので正確に記述したのだが何か意味があるのか気になっていた。

【・】⇒ 1つ1つの区切り
【=】⇒ 繋げて1つの名前を表す

「・」と「=」は姓名を区別する外国人の日本語表記。英語で「ジャン=フィリップ・ラモー」を書くと「Jean-Philippe Rameau」となるそう。

フランスでは複合名といって、聖人の名前ともうひとつ別の名前をハイフンで接続するのが伝統的な命名法となっている。(ちなみに、Jean とは、聖ヨハネのこと。英語では John となります)。この -(ハイフン)を日本語で文字表記する際には、= に置き換えているということ。

昔は聖人名だけを名乗ることが多かったそうだが、同じ名前の人が多くなって複数の名前を持つようになったらしい。

「あの偉人はフランス人かも」って絞れるヒントになっていいね。

ちなみにフランスのゴシック建築の一つに「サン=ドニ修道院聖堂」という
名前の建造物があるが、これもこのルールと関係があるのかもしれない。

今までの本書の中で一番直近の人物

ガブリエル・ガルシア=マルケスは 1928年3月6日 - 2014年4月17日と私と生きている期間が被っているときがあったのだ。すごい。なんか今までの偉人が遠い存在過ぎて実感がわきづらかったのだが、ガルシア=マルケスとか頑張ればサインとか持ってる人いそう。

SFもの?ファンタジー??

本書を呼んだだけだと、いまいちどういったジャンルなのかイメージが湧きにくい。魔術的リアリズムなんて言葉も初めて聞いたし。実際に読んで見ればその言葉の真意がわかるかもしれない。

「百年の孤独」が一番有名そうだからこれもいつか呼んでみたい。




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