#70 [宗教] 知恵の象徴。イスラエル王国に莫大な富をもたらした人物。

第10週 第7日（日）宗教「ソロモン王」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は宗教「ソロモン王」です。

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本の要約

ソロモン王は、ダビデ王とバト・シェバとの間で2番目に生まれた男子で、父を継いでイスラエルの王となった。

在位中の前10世紀に、エルサレムに第一神殿が建てられた。この神殿はユダヤ教礼拝の中心地で、モーセが授かった十戒の石版を納めた契約の箱（聖櫃）が安置されていた。

異教徒であるカナン人やフェニキア人の建築を反映したものだと考えられていた神殿は、一部からは異教徒的だと批判され、王の権威が失墜する最初の原因ともなった。そしてこの神殿は、約400年後の前6世紀、バビロニアの王ネブカドネザル二世によって破壊された。

ソロモンは、同名や政略結婚を通じて平和を築いた。聖書の列王記上11章3節では、彼には700人の王妃と300人の側室がいたとされている。
複数の妻を迎えたことは、政治的な利点はあったが、王妃や側室の多くが偶像崇拝を実践し、王も彼女たちにユダヤ教をほとんど強制しなかったため、国内に深刻な対立を招く結果となった。

王の死後、イスラエル統一100年を経て北と南に分裂した。

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母バト・シェバって確か…

そうだそうだ、バト・シェバってダビデの正妻ではなくて既婚者の妻で、不倫して子どもができちゃったってやつだよね。
その子どもがこいつか！！！しかも2人目の子って開き直って子ども作りまくってんじゃねーか。
ダビデよ…バト・シェバってそんなにいい女だったのか。

ほんで、不倫での子が王位を継ぐってことあるんですね。王位継承権とかないのだろうか。

知恵と公正な裁きの象徴

ソロモンといえば漫画「マギ」に登場する重要人物の一人。この世界の創造主で、主人公アラジンに知恵を授け、陰ながら助力していた人物。真の主人公なんて見方も。とにかくかっけえんすよ。

ソロモンのもつ知恵や博識聡明なイメージは、全世界共通らしい。

聖書によると、ソロモンはエジプトのファラオの娘をめとり、ギブオンという街で盛大な捧げものをした。そこで神が夢枕に立ち、「何でも願うものを与えよう」というと、ソロモンは知恵を求めた。神はこれを喜び、多くのものを与えることを約束した。ここからソロモンの知恵者のシンボルとなり、ソロモンの審判と称される一件を解決して広く世界に伝わったとされる。

ソロモンの審判

あるとき、二人の女性がソロモン王の前に出て、ひとりの赤ん坊をめぐって、これは私の子だと言い張った。そこでソロモン王は、驚くなかれ、赤ん坊を２つに裂いて、二人に半分ずつ与えよと命じたのである。偽の母は、この決定に喜んで従おうとしたが、本当の母はーー子どもを傷つけたくなかったのでーーソロモンに、赤ん坊を生かしたまま相手の女性に上げてほしいと訴えた。我が子が傷つけられても構わないと思う母親はいないと知っていたソロモンは、こうして本当の母親を突き止めることができた。

いや、偽の母がイカレポンチすぎるだろ。

ソロモン最強説！！

一説には、神からの知恵は指輪、もしくは「ラジエルの書」と呼ばれる本として授かったとされ、多くの天使や悪魔を使役したとされている。
また、ソロモンの指輪で、動物や植物との会話もしていたという。
そういった伝承は「知恵文学」と称した旧約聖書外典として記されているとのこと。

１０００人あまりの女性を従え、神とも仲が良くて、動物や植物と会話して情報をやり取りできる。歴代最強なんじゃないですか？？？まさに神レベル。

ソロモンの冒険譚だれか二次創作してくれませんかね。めちゃくちゃ読みたいです。