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読書による気づき~「読書脳」

私は元々読書が好きです。
これまで、たくさん本を読んできました。本を読むことは楽しいですし、様々な知識を得てきたつもりでいました。いくつかある趣味の一つとして「読書」を掲げていました。3年程前までは。

約3年前、ふとしかきっかけで読んだ、精神科医樺沢紫苑先生著の「読んだら忘れない読書術」。そこに書かれていた次のフレーズに物凄い衝撃を受けました。

覚えていない、つまり「記憶」に残っていないということは、それは「知識」としてあなたの中に定着していないということ。もっといってしまえば、その読書は何の役にも立っていない、ということと同じなのです。

読んだら忘れない読書術

私は恐る恐る本棚にある過去に読んだ本をいくつか出してきました。その表紙を見て愕然としました。その本がどんな内容だったのか、この本によって何が得られたのか、全く思い出すことができなかったのです。

私がこれまでやってきたことは「ザル読み」。自己満足に過ぎなかったという現実を思い知らされました。

そこから、「読んだら忘れない読書術」での学びを基に、本を読んだら感想を書き、noteに投稿するという「アウトプット」にチャレンジしてみることにしました。

これまで、本の感想をネット上にアップするなど考えたこともなかった私にとってそれは正に「コンフォートゾーンを脱出する」ということであり、正直少し怖い気持ちもありました。

初めは気づきとちょっとした感想を羅列する程度でしたが、それでも読んでくれる人や、「いいね」を付けてくれる人がいて、自分にとっては、これまでにない、新鮮かつ嬉しい気持ちになりました。

そこから段々と、自分の置かれた状況や、これまでの経験から、その本によって何を得られたのか、気づきをどう実践していくのかといったことを感想文に入れていったところ、「いいね」だけでなく、「参考になりました。」「良い感想をありがとうございます。」といったコメントまでいただけるようになりました。更に感想をシェアしてくれる人まで現れたのです。

そうしたことを繰り返すことにより、本の内容が記憶にしっかり定着し、様々な行動に移せるようになりました。

このような読書の仕方は休日の過ごし方にも良い影響をもたらしました。

出掛ける予定がなく家で過ごす休日に、ソファーでゴロゴロして何となくスマホをいじっている間に時間が経過してしまったときは、身体は多少休まっても、モヤモヤ感が残り、時に仕事に対する嫌な感情を思い出してしまうこともあり、あまり休んだ感じがしません。

一方で読書をするとどうでしょう。
読書をしているときは集中しているので他のことは考えません。没入できる感じがします。気づきの箇所にマーカーで線を引き、紙に書き出してみる。それを基に感想文を書き、SNSに投稿。この一連の流れをやり遂げると本当に清々しい気持ちになります。

更に、その後感想を読んでくれた人からの反応も楽しみです。

そして、今回出版された「読書脳」は、「読んだら忘れない読書術」の新版ということですが、そこでまた新たな気づきを得ました。

読解力と文章力がないと、AIを使いこなせない。逆に、読解力と文章力があれば、AIの力を120%引き出すことができる、というわけです。

…実は読解力と文章力は、簡単に伸ばすことができます。その方法は、きわめて簡単です。
それは、「本を読んだら感想を書く」ということ。つまり、『読んだら忘れない読書術』の最も重要なポイントが生きてくるのです。

読書脳

AI時代だからこそ、読書し、感想を書きアウトプットする。
基本は変わらないどころか一層重要になってくるということですね。
今後の読書がますます楽しみになりました。

「読書は裏切らない」「読書をすれば幸せになる!」

「読書」への向き合い方次第で今後の人生が変わると言っても過言ではありません。

それを分かりやすく導いてくれる「読書脳」。多くの人に手に取っていただきたい一冊です。



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