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読書による気づき~「大人の学び方大全」

宮崎伸治さん著「大人の学び方大全」を読みました。
樺沢紫苑先生の「アウトプット大全」を読み感銘し、仕事以外の大人の学びに楽しさを見出しつつある私は本屋さんにおいて、そのタイトルに吸い寄せられるように手に取りました。

私は今、心理学を学んでいます。
興味を持ったきっかけは、職場においてメンタル不調者と対峙したことや、娘の不登校などで、カウンセリングの勉強をしていたところ、幅広く奥深い心理学に興味を持ったことだったと思います。
こうして身につけていく知識を最終的には何かしらの形で社会貢献できればと考えており、現状においても職場におけるマネジメントや人間関係形成の部分では役に立っているものだと思います。
ただ、それによってマネタイズが得られるわけでなく時折何のために勉強しているのかといったモヤモヤ感が発生することもありました。

本書を読み進めていくと、次のフレーズに目が留まりました。

・「大人の勉強」とは好きだからというそれだけの理由で自発的に行うもの
・一見実益に結びつかない”ムダに思える勉強”こそが人間としての幅を広げ、ひいては幸せにつながる

大人の学び大全

モヤモヤが晴れた気がします。
大人の勉強は、内発的動機付けにより勉強をする、それは感じていたものの、一見実益に結びつかないと思われる勉強については印象的なフレーズでした。
それ自体楽しいから勉強をするとしても、何かはっきりと目的を持ってやらなくてはならないのではという思いに駆られていたことも確かですので、この言葉に勇気をもらえたと感じました。

また、40歳を過ぎてからいくつもの大学で学んだ著者がいう「やる気さえあれば学問は年齢に関係なくできる」ということ。
40歳でも、50歳でも勉強をして脳を使っていれば脳の機能が低下することがないという研究結果もあるようです。
結局のところ使わなければ脳は退化していくので、そういう意味でも大人になって何かを学び続けることのモチベーションになります。

しっかり睡眠をとって健康を維持したうえで、学び、アウトプットする。
「大人の勉強」、楽しみながら続けていきたいと思いました。


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