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読書による気づき~「集中力がすべてを解決する」

精神科医樺沢紫苑さん著「集中力がすべてを解決する」を読みました。

物事を上手く進めるためには「集中力」が必要があることはよく言われることですが、なぜそうなのか、どうすれば集中できるのか、本書を読んだ上での気づきを書いてみたいと思います。

AI時代ほど「集中力」が必要

コロナ禍、AIの進化、ここ数年時代は大きく変化したわけですが、私自身、仕事にしろ私生活にしろ何か物事に集中した取り組みづらいと感じていました。
その元凶は一体何なのか。本書を読んでハッとしました。「スマホは集中力泥棒」。そう、それは四六時中私たちの近くにあるスマホだったのです。

スマホは今や生活する上で欠かせないツール。様々なことがスマホを持っていることを前提に進んでいくので一人1台の必需品ともいえます。

一方で、スマホが机の上に載っているだけで集中力や認知機能が低下することが研究で分かっているそうです。

スマホは常にネットに繋がっていることでリアルタイムだ情報が更新され様々な誘惑に導きます。

冷静に考えてみれば何かに集中して取り組む時にスマホは必要ないわけです。そうしたときはスマホを遠ざける。
スマホに支配されずに「集中力」を高めることがAI時代を生き抜くことに必要であること。大きな気づきとなりました。

資格試験で脳が劇的に冴える

私は3年間かけて心理学検定という試験を2級、1級、特1級合格とステップアップしてきました。直接マネタイズにつながるわけではないのですが、興味のある分野において知識を高めることで日常生活において何かの役に立つのではないかと考えていました。

その一方で、忙しい中そうした勉強にお金や時間を割くことに意味はあるのかという疑問を持っていました。

樺沢先生は5つのウイスキーの試験に向けて勉強したことで、頭に回転が良くなり、集中力の持続時間が以前より長くなり、頭がキレキレの状態となって現在に至るとのことであり、その「資格」そのものはまったく活用できなくても、試験勉強による脳トレ効果によって、脳が劇的に活性化することを実感できたとしています。

このことは私の疑問やモヤモヤを吹き飛しばてくれました。
これからも新たな資格や検定にチャレンジしていきたいと思います。

脳のコンディションを上げる7時間睡眠

私は長く睡眠麻痺に悩み、近年は睡眠時無呼吸症候群の重症と診断されるなど睡眠に課題を抱えています。
治療を行うとともに、睡眠に対する正しい知識を身につけ、良質な睡眠につながるよう朝起きたときから日中、寝る前まで過ごし方にかなり気を遣うようになり、かなり睡眠が改善されてきました。

しっかりとした睡眠が取れていない状態では当然ながら集中力は低下する。まずは睡眠によってしっかり整えることを最優先にする。本書によって改めて大事なことと認識しました。

今、近くにはスマホはありません。
集中してこの感想文を書くことができました。

「集中力」がAI時代を制す。それは過言ではないと感じています。
集中力を高めて豊かな人生を送りたい。そんな思いにさせてくれる一冊でした。






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