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【コラムvol.2】インソールは土踏まずを持ち上げるのではなくて、骨配列を整える目的で使うといいよ

東京神奈川で出張運動指導をしているパーソナルトレーナーの依田(よだ)です。トレーナーとシューフィッターの目線から足元から身体を整える系のトレーナー(フットコンディショニングトレーナー)をしています。
今回の記事は運動指導を始めて約8年間少なく見積もっても3000回以上は人の「あし」を見てきた私がたくさんの足元(あしの形や靴の癖)を見る中で見つけた共通点などについて書きます。


あしの悩みは年々増えている


最近流行りのインソール、100円ショップや書籍の付録など様々なところで見かけるようになりました。

それだけ「あし」の悩みも増えているのかなと感じます。(フットケア製品市場は2027年までに45億ドル以上に達するとも言われています🔥)

インソールは骨配列を整える


さて表題についてですが、インソールは様々な謳い文句で販売されていますが、特に多いのは「土踏まずを持ち上げる」「アーチを持ち上げる」ではないでしょうか。インソールに求められるのはやはり「骨配列」を整えることではないでしょうか。その他に目的に合わせたクッション性能等が求められたり医療用であれば足裏の感覚に刺激を入れる目的もあるかもしれません。

よく「アーチを持ち上げる」ためのインソールが売られていますが、アーチが落ちるのは原因と結果でいう結果なので、原因にアプローチすることが重要です。

土踏まず(内側縦アーチ)が落ちてしまうのは、距骨下関節の外返しにより踵骨が距骨に対して外側に移動しまうからなのでそもそも踵骨の位置をインソールで安定させたほうが良いよねというのと、そもそもシューズの本来の機能で後足部(踵らへん)を安定させた方が良いよねとなります。
最近商品説明受けたインソールだと、立方骨の位置を整えて、アーチの正常化を促すものもあるみたいです。(仕入れたらレビューします。)

踵骨を支えることが大切

難しい言葉が並びましたが、何かしらのあしの悩みや解決したい課題があり、インソールを使用するのであれば「踵骨を支える」「後足部を安定させる」ことが重要になります。
そして気をつけて欲しいのは順番で、必ず靴→インソールの順番に調整をするようにしましょう。
せっかく素晴らしいインソールをしようしても、シューズのミスマッチがあったり明らかに劣化が進んでいるシューズのまま使用すれば効果半減どころか怪我の可能性もあります。

カラダとギアへのアプローチが改善の近道

ギア(道具)は運動効果を加速させてくれますし、習慣化を促すためにも効果を発揮します。使用し続けることで無意識でも正しい方向へ導いてくれます。
トレーナーを長く続けていますが、お客様とトレーナーが会う時間はほとんどの場合週1の1h程度です。
効果が出やすい人は1h以外も毎日食事を意識したり、自主トレ等しています。しかしその時間を取ることが難しい人がいることも事実です。
それであれば道具の力に頼りながらも継続し、効果が出ることが大切だと思っています。(自分で動くを必ず行う前提で)

最後に

トレーナーとして安全性を保ちつつも、常に投資した時間に対してのリターンが大きいものを提示したいですし、またそれはできる限りサステナブルな方法であると良いと思っています。

その為に今行き着いた答えは「トレーニングだけ」「施術だけ」「食事だけ」ではなくカラダへのアプローチに関してはトレーニング、施術、ストレッチや食事など、ギア(道具)へのアプローチに関してはシューズ、インソール、フットケア、フットクリーム、テーピングなど網羅的な知識をもち、トレーニングで会う時間以外もなるべく適切な状態に保てるように道具も使うということです。

さて今回の記事はこの辺りで終了したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございまいた。

P.S.
最近は本格的にあしの勉強を再開し、インソールの代理店をしたり、スマートシューズの販売もできるようになりました。正しい知識と実践でたくさんのかたの役に立てれば嬉しいです。
遠隔でのインソール販売も検討しておりLINEで画像を送っていただくだけでもある程度測定はできます。(シューズの写真とあしの写真を送ってください。)
シューズの購入サポート(ショップで一緒に靴選びや足型測定をジムや屋外、ご自宅などに出張で行っています。)や脚のラインを整えるトレーニングで下半身の悩み解決しています。あしの悩みがあれば気軽に相談してくださいね。

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