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言葉が通じなくても大丈夫と感じた瞬間。
こんにちは!
カンボジアに渡航して、ちょうど今日で1ヶ月。
1ヶ月とは思えないくらいの充実感で、もちろん日本に帰りたくなる時もあるけど、帰りたくないと思うことの方が多くて、残りの1ヶ月ちょっとも楽しみたいな、と思う日々です✊🏻 ̖́-
今日はシェムリの街から4時間くらいかけて行ったカンボジアの天空の寺院「プレアヴィヒア」に行った時のことを書こうと思います𓂃 𓈒𓏸✎
ぜひ最後まで読んでください!
2週間ほど前に友達とタイとの国境にあるプレアヴィヒア寺院へ行ってきた。
プレアヴィヒア寺院とは。
2008年7月にカンボジアでは2番目となるユネスコ世界遺産に認定されたプレアヴィヒア寺院。
タイとの国境にあるためその所有権をめぐり、数年に亘って国境紛争が行われたといういわくつきの寺院でもあります。
ちなみに、今回の日記によく出てくる”ガイドさん”を先に紹介。
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そこら辺にあるハンモックで爆睡してるような
自由なガイドさん
ガイドさんと言いつつ、ただのドライバー。
格安ツアーを申し込んだため、目的地に連れて行ってくれる以外は何もしてくれなかった。
朝からずっと歯が痛いと言っていて、分かるようで分からない日本語を話すおじさん。
最初は、「この人で本当に大丈夫なのかな?」と心配だったけど、最終的にこのガイドさんだったから出会えた人たちがたくさんいて、むしろラッキーだったと思っている。
🚗💨
ガイドさんと市内で朝6時に待ち合わせして出発。
歯が痛いからか、すごいダルそうな顔をしていた。
行く途中でガイドさんの朝ごはんに付き合わされながらも、(急に朝ごはんを食べる、と行って車を降りてしまい、車の中で30分くらい放置)10時過ぎに山麓の村みたいなところに到着。
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乗っていた車から降ろされた後に、「トラックの後ろに乗れ」と言われ、自分たちもどこがゴールなのか分からないため、とりあえず乗車。
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必死にこの棒にしがみつく私たち
そこから、急な坂道をどんどん登っていく。
トラックも古いため、今にも振り落とされそうだった。
ゴールも分からないし、なんかガイドさん怒り気味だし、自分たちの状況があまりにもカオスすぎて、私たちはとりあえずずっと笑っていた。
(不安になったら負けな感じがしたので、笑)
そこから20分程、坂道を登ると、プレアヴィヒア寺院の第一塔門近くに到着。
最初、ここがゴールかと思ったけど、どうやら違うらしい。
そこではタイとの国境が見えて、紛争で使われた防空壕?(塹壕?)みたいなのがあった。
2008年に世界遺産に登録されたプレアヴィヒアだが、ずっとタイとカンボジアで国境をめぐる紛争をしていたことを知った。
カンボジアの歴史について知れば知るほど、内戦や虐殺がつい最近の話でびっくりしてしまう。
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ここが頂上じゃないことが分かったので、さあ、頂上を目指そう!と思ったら、
「僕は歯が痛いから、ここで待ってる。ここを左に行けば行けるから。」
とガイドさんに言われ、まさかの自分たちだけで行くことに。
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ここ水浸しだよ?
スタート地点から不安だらけだったけど、行けばどうにかなるでしょ!って思って、先に進んだ。
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この先からどんどん人が減っていって
とにかく不安だった
そこから何分くらい歩いただろうか。
いくつもの塔門を抜けた。
周りに私たち以外誰もいないから、たまに見かける現地の子どもたちに道を聞きながら、進み続けた。
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ゴールはどこですか👼🏻
ってずっと思ってた
進んでいく中で見える遺跡があまりにも異次元すぎて、本当にこのまま”あっちの世界”に行っちゃうんじゃないかと思ったほど。
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とりあえず突き進む
多分40分くらい歩いたと思う。
いくつもの塔門を通り抜けて、やっと頂上に辿り着いた。
途中何度もめげそうになったけど、断崖絶壁からの絶景は今でも忘れられないし、来てよかったと思った。
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野性の猿がそこら中にいて、少し怖かったが、景色のいいところに座り、疲れを癒した。
頂上にいた現地の方に「ニャム?(食べる?)」と言われて、揚げパンをもらったりもした。
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日本にいたら絶対こんなに話しかけられないけど、こっちにいるとなんでもできる感じがしちゃう。
みんな英語は話せないけど、「こんにちは」とか「ありがとう」などの日本語は知っていたので、嬉しかった。
私たちも「スォスダイ」とか「オークン」と言うと、とても喜んでくれた。
写真をお願いするのも、ジェスチャーで。
友達と「携帯渡したらそのまま山に投げ捨てられるかも」とか言っていたが、恐る恐る写真を頼むと、全くそんなことはなく、むしろ素敵な写真をいっぱい撮ってくれた。
(被害妄想しすぎてごめんなさい)
ガイドを付けずに、ここまで来たことを褒められたりもした。
そんな調子で1時間ほど頂上に滞在し、楽しんだ。
帰りはたまたま日本語が話せるガイドさんと一緒に山を降りることができたため、行きと比べて安心感があった。
他にも、麓に降りるまでに
「Are you Japanese? You are so cute!」
と急に話しかけられたカンボジア人と仲良くなり、写真撮影会をしたりもした。
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もちろん彼女たちも英語がほとんど通じず、私たちが知っている限られたクメール語だけで会話した。
ネイルを指して、”サッアー(かわいい)”とか、お互いの名前を言い合ったりして、多分話は通じてないけど、いっぱい話した。
言語の壁を乗り越えた感じがして、とても楽しかった。
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買ってくれて、バイバイした
気づけば12時に待ち合わせと言われていたのに、12時半くらいになっていて、ガイドさんにちょっとだけ怒られた。
最初はガイドさんに対して、「案内してよ」という怒りの気持ちがあったけど、ガイドさんがいなかったから、いろんな人に話しかけて仲良くなったんだから、結果オーライ!
もちろん景色や遺跡にも感動したけど、言語が全く違う人たちとジェスチャーとか簡単な単語だけで会話できたのが、私はとても楽しかったし、印象的だった。
名前を聞くことすら一苦労。
年齢も結局分からない。ただ分かったのは彼女たちはとても優しくて、日本人がとても大好きだということ。
そんなに日本人みんな優しくないよ、とか思ってしまったが、カンボジアの人たちはみんな日本が大好きな気がする。
だから私は、いつか彼女たちが日本に来た時に悲しまないように、優しい日本人でいたいな、と思った。
読んでいただき、ありがとうございました!
この日は、私の中で忘れられない1日となりました。
私は今回のカンボジアが初めての海外ではないですが、今までは留学だったり、語学学校に通っていたため、自由時間はほとんどありませんでした。
なので、こんなに自分の意思で自由に動ける海外旅行は初めてです。
もちろん不安もたくさんあったけど、いろんな所へ行って、いろんな人と関わってみると、たくさんの刺激をもらうことができます。
私はまだまだ海外旅行初心者ですが、これからもそんな刺激をたくさん貰いに、たくさんの景色を見たいと思っています。
海外に行くのって、ハードルが高いって思うかもしれません。
だけど、言葉が通じなくても、全然やっていけます。
拙い文章ではありますが、私の記事を読んで、この感動が伝わっていたら。
少しでも一歩踏み出す背中を押せたら。
ワクワク、幸せな気持ちになっていただけたら。
とってもとっても嬉しいです🌼
では、また!🧏🏻♀️
(おまけ)
私たちのガイドさんは帰り道に痛み止めを買って、そこからめちゃくちゃ元気になって、帰り道は音楽をかけながらハイテンションでした笑
歯が痛いのうそなんじゃない?とか思ってたけど、ほんとに歯痛かったんだね、と。
逆に調子がいい時と悪い時が分かりやすすぎて、それはそれでいいのかも😂
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