【読書感想文にも!】この夏読んでもらいたいおすすめ電子書籍⑩
みなさん、こんにちは!
フレーベル館のいなおかです。
夏休みも残り少し。
読書感想文はすでに書き終えたでしょうか?
「まずい…後回しにしてて、本すら選んでいない…」と
困ったことになっている方もいるか、いないか?
ということで、
【読書感想文にも!】この夏読んでもらいたいおすすめ電子書籍
最後にご紹介するのは、絵本です。
ただ、絵本といえど深いメッセージを持っている作品ですので
じっくり読んでもらえればと思っています。
【大切な人へ贈ることば】『たいせつなこと』
今回ご紹介するのは『たいせつなこと』
対象年齢は、子どもからおとなまで。
こちらの絵本は、1949年にアメリカで出版されて以来、
70年以上読み継がれてきた作品です。
ひなぎくにとって大切なことは、
雨にとって大切なことは、
りんごにとって、空にとって…
私たちの身の回りにある様々なものにとって大切なこととは何かが、詩的な文章で書かれています。普段何気なく見て、触れて、使っているものたちを改めてしっかりと感じたいと思わせてくれます。
またそれぞれの文章に添えられる美しい絵が、私たちの想像をより掻き立ててくれます。
何度読み返しても温かい気持ちになれる一冊です。
こちらで注目してもらいたいのは、「あなたにとって大切なことは?」という問いかけです。
「あなたは あなた」で始まる最後の文章には、あなたにとって大切なことは何か?が書かれています。
私たちはいろいろなことを経験して、一人の人間として成長してきました。
楽しかった思い出、辛かった記憶、たくさんのものを味わって
おとなになりました。
でも生まれたその時から変わらないものがあります。
それは「あなたが あなたで あること」
この言葉は子どもたちよりも、おとなに響くのではないかと思います。
このメッセージに共感したり、感動したりすることができる私たちおとなだからこそ、その想いをしっかりと次の世代に託していくことができるのではと思います。
子どもたちにはいますぐに理解できなくても、いつか大事な言葉として実を結ぶかもしれません。
「あなたがあなたであるということ」とはどういうことなのか、親子で話し合ったことを文章にしてみるのもいいかもしれませんね。