能率手帳ゴールドのオンライン工場見学会に参加した
能率手帳ゴールド。ご存知? おじさんがスーツの内ポケットに忍ばせている感じの手帳。
ずいぶん前に神保町で見かけて手に取った「能率手帳の流儀」って本。これがなんともじんわりくる内容で、能率手帳を手にするきっかけに。
最初は「普及版」と呼ばれるビニールカバーのものを使っていた。これはこれで好き。シャキッとしてて、糊の効いたワイシャツって感じ。
2011年のおしまいに会社を設立して社長と名乗れるようになった。記念に能率手帳ゴールドを購入。2012年版。今年でちょうど10冊目。2022年のが11冊目だ。
能率手帳ゴールドにはメンバーズクラブがあって、メンバー限定商品を購入できたりイベントに参加できたりする。
イベントのひとつに「工場見学会」がある。能率手帳ゴールドの製造過程を見学できる。これまで何度となく抽選に応募するも毎年ハズレ。まあいっかって感じでいたところ、ついに当選。
諸般の事情でオンライン見学。ZOOMを使って仕事場から参加。
見学会は大きく分けて2部構成。表紙の製造過程と製本過程をそれぞれ説明してもらう。
能率手帳ゴールドをゴールドたらしめている最大の特徴、表紙の手触り。ヤンピーと呼ばれる羊革。原皮の調達から下加工、仕上げまで、それはそれは手間のかかる工程ばかり。あらためてすごいものを使ってるんだなあと。
製本過程の説明を受けてさらに驚嘆。印刷もおそろしく精密、紙の裁断もすさまじく精密、折ったり縫ったり信じがたいほど精密、最後の「手くるみ」などとても人間技とは思えない。現場での見学会であれば「手くるみ」を体験させてもらえたとのことで、いつかまた抽選に当たることを夢見ておく。
いくつか質問もさせてもらった。やはり将来のことが気になる。原材料の調達に不安はないか、製造にあたって自動化はどのくらい進みそうか。いずれの気がかりも当面心配なさそうだった。少なくとも俺がユーザーであるうちは安泰だろう。
一緒に見学したユーザーさんたちの能率手帳ゴールドとの出会いや使用歴、毎年何月何日から使い始めるかなど聞けたのも面白かった。
12月1日は「手帳の日」だそうです。今年1年を振り返り新しい年を展望する1ヶ月のはじまり。つまり、人生を豊かにする1ヶ月のはじまり。
俺もそろそろ来年の手帳の下ごしらえにとりかかろう。
世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。