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「手伝えることはありませんか」と声をかけてもらえるのはとってもありがたいんだけど

猫の手も借りたい忙しさ。その職場は互いに協力し合うことを良しとしている。自分の手が空いて他の人の様子に気がついたら、忙しそうにしている人に「何か手伝えることはありませんか」と声をかける。なんとも美しい光景ではないか。

がしかし、実際は複雑で。

声をかけられる方は確かに忙しい。どう考えても今日中にさばききれそうにない量のタスクを抱えている。残業するか、明日に持ち越すか。手伝ってもらえるなんて嬉しくないはずがない。ありがたい。うれしい。ありがとう。愛してます。

だけど今ですか。今声かけてきますか。今いい感じにノッてたんですけど。

とは言えそのままの言葉を投げ返すことなんてできない。違う違う、そうじゃない。

手伝いの申し出に対応してるうち、ひとりで残業するほうが良かったんじゃないかって気すらしてきた。

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手伝いが必要かどうか、何を手伝えばよいか、どこまで手伝えばよいか、などを本人にたずねなきゃいけないところがもったない。惜しいよね。せっかくの善意が美しく循環してくれない。

こういうこと、身の回りにありませんか?

世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。