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映画「プラダを着た悪魔」

暮らしに笑いが足りないなと思って鑑賞。いろんな人の感想を聞いて笑える映画だと思ったから。

独裁。そこには多様な価値観など不要で、目指すべきものは唯一無二、実現のための方法も、方法を立案する思考も一直線に並んでいる。理解できない者は排除。首尾一貫。究極のスマート。

この映画を観た人はどんなところに共感したり響いたりするのかな。華やかな世界に触れてうっとりするのか、一切の妥協を拒絶した生き方か、回り道しながらも夢を叶えていくプロセスか。

劇中、「同じ厳しさを男性が持っていたら有能な人物だと誰もから認められる」ってな意味のセリフが印象に残る。そうだよな、そうかも知れないなって。

どの立場の登場人物にもそれぞれに言い分があって、そのいずれもが「正しい」ものに思える。それぞれの正しさを手放すことはとても難しいから、正しい者ばかりが集まっているにもかかわらず、全体としては少しも正しくないなんてことになる。同じ時間と空間をともにするためには、正しいとか正しくないとかではなく「同じ」であることを求められるのかもしれない。。

さておき今日俺が着ているのは服なのか、それとも信念か。

世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。