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映画「スタンド・バイ・ミー」

何年ぶりかなあ、大昔にレンタルビデオ借りて観た気がする。定かではない。

久しぶりに観直して、ああ、こういう映画だったのか! と初めて飲み込めた。要は「北の国から」だ。登場人物がそれぞれに悩みや傷を抱えていて、その痛みや悲しさとどのように向き合いどのように乗り越えていくのか。乗り越えないにしてもやり過ごしたり。

観ている者に「お前にもあるだろ? そういうの」と優しく問いかけつつ、同時に「目の前のアイツにもあるんだぜ、こういうの」と諭してくる感じ。

この映画での悩みや傷は、共通項として「大切に扱われていない自分」が横たわっている。そいつを友人が大切に扱ってくれちゃうわけだけど、ホントのところは、「でさ、一番の友人って誰だい?」ってことなんじゃないかな。

生まれてこの方ひとときも離れることなく一緒に生きてきた相棒。そいつを大切にしてるかい? ってね。

夏休みの2日間を楽しく懐かしむだけの映画じゃなかった。子どもには子どもなりに、おじさんにはおじさんなりに楽しめる作品だね。名作には違いない。

世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。