ときどき見上げたくなるものが必要だ

毎日毎日、目の前のあれこれに追われるように過ごしている。やってもやっても終わらない。というか、終わりなんてものがあるのか、いつ始めたんだっけ、てかなんでこんなことしてるんだっけ、なんてグルグル回ってる。

例えるなら息継ぎをまったくせず平泳ぎ頑張ってる感じ。顔はずっと水の中。苦しいなあ、しんどいなあ、なんて思ってるうちに身体が動かなくなってくる。

息継ぎすればいいじゃんって感じだけどそれができない。どうやったら息が吸えるか忘れちゃってる。息吸ってるヒマあったら目の前のこと片付けなくちゃ。

ときどき見上げる動作をすると呼吸ができる。

目線を上げて顔を水面から出す。鼻と口が空気をつかむ。酸素が肺から身体中に駆け抜ける。

少し遠くのこと、少し先のこと、なんでもいい、視線をつかまえて離さない目の前のあれこれから解放してやる。

目標とかヴィジョンってそのためのものなんだよなって、ここんとこよく思う。必要とまでは言わないが、あると人生充実する。楽になるというか楽しくなるイメージ。

大事なのはそれら目標とかヴィジョンとかが「見たくなる」ものであるかどうか。魅力も何もないよってのじゃ見上げる気にならない。

とりあえずスマホから目を離して空を見上げよう。