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海の見えるグランピングドームに泊まってきた/DENIM HOSTEL float

瀬戸内海を眺めながらグランピングドームに泊まってきた。
岡山県倉敷市の海沿いにある「DENIM HOSTEL float」というところ。

7月末、外を歩けばすぐさま汗がふきだす夏日。
DENIM HOSTEL floatのグランピングドーム「KUMO」に泊まってきた。

海に向かうグランピングドーム「KUMO」

ぱっと見はしっかりとしたテントなのに、中はホテルの部屋みたいに整っている。
ベッドにエアコン、冷蔵庫。

テントに入って1番驚いたのは、本格的なコーヒーセットがあったこと。
豆と、コーヒーミルと、ドリッパーと。
「アメニティです」と言われたけど、アメニティの域を超えている。

アメニティにコーヒーセットがある。
ということは、「朝から淹れたてのコーヒーを飲めたらしあわせだよね、部屋に置こう」と考えた人がいるわけで。
そこにはいないけれど、その考えた人からのおもてなしの気持ちを感じた。


ドームの中。ベッドの丸いひかりは天窓からの日差し。
コーヒーセット。自分で豆をひくのにあこがれがあったのでうれしい。


このテントは一部が透明なビニールになっていて、部屋のソファから瀬戸内海が見える。
ちょっとくぐもってはいたけれど、ぼんやりと眺めるのが本当に心地いい。

岡山に住んでちょうど1年が経った。
瀬戸内海のよさをこの日初めて知った。

いつ見てもおだやかで、絵の具をまぜるように青の濃さを変えていく。
昼間はぎらぎらと、夕方には薄桃をとかして、夜は月明かりに浮かんで、朝は淡くまどろんでいて。

特に朝の海が好きだった。
午前5時40分。いつもなら意地でもふとんから出ない時間。
トイレに行こうとテントから出たら、朝の海が広がっていた。
思わず海の近くまで降りていって、堤防に座ってぼんやりと眺めていた。
夏の朝が思ったよりも涼しいことをその時知った。

朝の海。空も海も昼間よりぼんやりとした青色

また泊まりたい。
今度は、本でも持ってのんびりと過ごしたい。旅行が終わって何日かたった今も、その気持ちは変わらない。
すてきなお泊りをありがとうございました。



たいしたものはお返しできませんが、全力でお礼します!! 読んでくださり、ありがとうございます!