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信頼される事業に必須!品質管理のルール

聞いてください(涙)

この前ね、すごく期待して買ったもので、周りからの評判も高くて、本当に期待して買ったのに、

  • すぐに壊れたし、

  • 問い合わせ対応最悪だし、

って経験が、最近あったんです。すごい残念、、、。

みなさんも、そんな経験はありませんか?

今日は、そんな品質管理の話

これ、実は、中小企業や個人事業にも大きく関わる話で、さらに製品や商品ではなくサービスを売っている場合にも関係する話です。


お客様の信頼はどこからやってくるのか?

企業が売上を上げて、利益を出していくためには、お客様(もしくは取引先やクライアント)からの信頼を獲得することが欠かせません。

どのような立場であっても(たとえば、自分がお客様でも、取引先相手でも)、信頼できない相手にはお金を使わないでしょう?

もちろん、企業や事業において、お金っていうのはエネルギーだから、呼吸をするように「適切に取り込んで、適切に出していく」ということが経営上の健康にも大切なんです。

だから、信頼されなくなって、エネルギーであるお金が取り込めなくなったら、経営上の健康状態が悪化するのは当然。これは避けなくてはいけない。

そして、先ほど書いたように、そのお金というのは信頼が土台になって、お相手様から支出いただけるものなわけだ。

では、その信頼はどこから生まれるのか?

信頼はどこからやってくる?

信頼というのは、もちろん心の問題で、システマチックに「これとこれさえ満たしていれば、必ず信頼される」という決まりがあるものではない。

  • 安心

  • 安全

  • 正確さ

  • サポート

  • 誠実さ

  • 十分な量

たとえば、こういうことの積み重ねだといえるでしょう。ただ難しいのは、先ほど書いたように「これとこれが信頼のレシピです」と定義できないので、信頼されるかどうか、信頼を失うかどうかは、常にケースバイケース。

マーケティング的に、少し本質の部分で話すと、それはケースバイケースというより、「ターゲットの判断基準=消費者インサイト」による。

だから、もしかしたら、上の項目のうち「サポート」「十分な量」がなくても、信頼される事業もあるでしょう。需要に対して十分な量をあえて生産せずに希少価値が増すケースはあるし、大したサポートをしなくても価値を届けられる仕組みを持つ事業も存在します。

間違えてほしくないのは、「じゃあ、いらないんだな?」ってことじゃない。

  • 自分たちは、どんなお客様を相手にしているのか

  • その人たちは、何を期待しているのか

  • その人たちは、何を基準に評価しているのか

これによって、こだわるべき品質の項目が変わるよね?ってこと。

品質管理を怠ると、事業の呼吸が止まります

先ほど、経営上の健康の話を書きましたが、品質管理(自社のターゲットが評価する基準を中心とした管理体制)を怠ると、マジで良いことは一つもない。

・・・ということは、こうやって字面を読むと「わかっとるわい!」ってなるんだけど、実際には疎かになりがち

日々のルーティンの中で、

  • いつも通り、大丈夫っす!」

  • 「忙しいから、今日はざっとだけ確認しておこう」

  • 「やべ!忘れてたけど、まぁ、問題があれば気づくだろう

なーんてのは、実態として起こっていることは、ニュースを見ているとわかることだし、

きっと、みんな、

うん、そういうことって、日常業務の中では、普通にありそうだよね。

ってのは、感じると思うんです。

ですが、当然、これは許容してはいけない。

品質管理を怠るデメリット

品質管理を怠ると、第一に、お客様からの信頼を失います。わかりますよね?

それはつまり、新規顧客の獲得が鈍ることになるし、既存顧客のリピート率にも悪影響が出ます。

品質管理を怠ると、第二に、会社や事業の評価が下がります。小さなほつれが、だんだん大きな穴になってしまうのです。

場合によっては、あなたの事業の品質管理の怠りが原因で、それが取引先にも悪影響を与え、今後の契約やオペレーション体制にも影響が出る可能性さえあります。

品質管理を怠ると、第三に、第一・第二のデメリットが起因して売上が減少します。そう、目に見える決定的なダメージが出るのです。

当然、売上が減り始めたら「なんとかしないと」と、その傷を塞ごうとしますよね。

品質管理というのは、事業のバックステージで行う根本的な業務の一つなので、問題が起きてからの「なんとかしないと」の対処には2つのパターンが待っています。

  1. 応急処置的な手打ちを重ねる(問題の長期化

  2. 根本的な改善に時間がかかる(信頼回復への挑戦

だから、リスクについて書いた記事でもお伝えしたのですが、こういう大きなリスクに対しては、安全なうちからコツコツと積み上げるのがベスト。

なので!品質管理に対して、油断してはならない!ということなんですね。

今日も、何事もなく、自分の事業が回っているならだからこそ品質管理を徹底するべきという意識が正しいはず。

すぐできる!品質管理のポイント1

工程計画を管理・改善しよう

品質管理について、小規模なビジネスでもすぐにできるポイントの一つ目は、工程計画を立てて管理することです。

工程計画というのは、ものごとが「A→B→C」の順に進んでいきますといったような、その流れをまとめたものです。

たとえば、一人ビジネスであったとしても、こういうものは書き出せるでしょう?

  1. 今日のnoteのテーマを決める

  2. 見出し構成を決める

  3. 画像を用意する

  4. 執筆する

たとえば、一人であれ組織であれ、こうやってどんなに些細な作業や、日常的に染み付いた業務であっても、工程計画をしっかり書き出しておくことが大切です。

で、私がいつもクライアントに伝えるルールは3つ。

  1. 工程計画は絶対に「書く」こと

  2. それを「見て」から取り組むこと

  3. 慣れてきても、1と2を守ること

これを、
「いや、ナメんな!何年やっていると思ってるんだ!忘れるわけない!」
と思うことこそ、油断なんです。

どんな企業の、どんな品質管理ミスだって、やろうと思ってやったわけじゃない。ちょっとした油断から発生しているんです。

そして、毎回「見てから」という確認をすることで、ミスを減らせるし、その工程計画について改善点がないかどうかの意識づけにもなる。

これ、個人的な仕事のクオリティを高める上でも使えるので、ぜひぜひ試してみてくださいね!

すぐできる!品質管理のポイント2

提供前に、神経質なくらいチェックしましょう

先ほどのポイント1を守るだけでも、かなり正確に仕事ができるようになります

ましてやそれが、ここまでに書いたような「ターゲットが求める判断基準に基づく品質管理のための工程計画」なのでしたら、かなり安全な事業運営に近づけているでしょう。

でも、人はミスをする生き物。
機械だってエラーしますよ?

何度も言うように、その小さなミスが、大きな欠陥となってしまう前に、止めなくてはいけません。

だから、ポイント1で、かなり正確に仕事ができるようになってきても、それをお客様に提供する前には、

神経質〜!!!と言われるほど、チェックする!

ということを守りましょう。

二重、三重にチェックしても、それでもミスはするもの。

たとえば、私のnoteとかも、ご不快を与えないように、何度もチェックしてから出しているつもりですが、それでも誤字脱字や言い回しのミスはあるものです。

じゃあ、やる意味ないじゃん!とか、そういうことじゃないよね?

よく言われるんです。コンサルとしていると。

「五十嵐さん、なんでそんな細かいところまで見るんですか?
 そんなところ、誰も気にしていませんよ。」

私:よかったねー。今、私が発見して。もしあなたのお客様が最初に発見したら、大変ですよ?

ここで、「でも〜」って言いたい気持ちはわかるんだけど、私は私自身にもいつも言い聞かせているんです。

お客様の目をナメてはいけない。お客様は、販売者よりも細かくチェックできる。だって、お客様が買った瞬間に、それはお客様の持ち物なんだから。これから手放す者よりも、手に入れた人の方が大切にチェックするのは当然なんだから。

これは、商品や製品だけではなく、サービスについても同じことが言えますよね。サービスにお金を支払ったら、その時間や空間はお客様のものなんだから。

だから、お客様に提供する前には、可愛い我が子に傷がないかを確かめるごとく、神経質なくらいチェックしてちょうど良い

すぐできる!品質管理のポイント3

どんどん改善する

事業者は、ここまでチェックして、ようやくリリースした時、最大の油断をしがちである。

販売する事業者にとっては、リリースして買ってもらうことは一種のゴールのような感覚があるかもしれませんが、

お客様にとっては、購入がスタートです!

そして、ビジネスというのは、お客様に提供してみないとわからないことの方が多い!

お客様に実際に提供をしてみれば、多くの貴重なデータが集まってくる。

  • 実際、どこを評価されているの?

  • 実際、どこが不評なの?

  • 狙いどおりの価値は届いている?

  • 逆に、意図せずに褒められているところはある?

  • 現状の商品/サービスへのご意見は?

  • どんなクレームがある?

  • 今後に対するご要望やご期待の声は?

こういうのは、事業者にとってはめっちゃ宝物だから。お金以上の価値がある。

だって、売上という輝きを生み出す原石なんだから。
これらをヒントに、提供してからも、どんどん改善をしていく。

今日の話は、商品や製品という形あるものを売っているご商売に限らず、無形のサービスを販売する事業者にも当てはまります。

私も、もっとお客様と良い関係を築いていきたい。
だから、今まで以上に頑張る。

「品質管理を徹底しよう」なんて標語だけでは、その本質的な意味まで伝わりづらいから、この記事を書いてみました。

こうやって、お客様のために力を尽くす事業が増えれば、みんなに幸せが届くと思うから。

売る側も、買う側も。
作る側も、使う側も。
届ける人も、受け取る人も。

事業に課題が見つかるのはチャンス。それは伸びしろだから。

そのチャンス=課題がどこにあるのかは、

  • 第一に、工程計画で自分の仕事と向き合って見つけられる

  • 第二に、お客様のための事前チェックで見つけられる

  • 第三に、提供した後にお客様が教えてくれる

プラスの意見もマイナスの意見も、その小さな意見を見逃すな!
お客様はやはり、神様だ。

将来のために、今、何かを変えよう。
あなたの挑戦を、私は応援しています。

まもなくメンバーシップにします

4月ごろまで、こんな感じで無料の記事をたくさん書いていきます。

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株式会社フレンドマーク
五十嵐

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