いつも頑張りすぎてしまう「がんばり屋さん」へ…。いっぱい休んでも大丈夫です!
大切な人に言われて、なんて返していいのかわからなかった言葉がある。
「休み方がわからなくて、いつも燃え尽きるまで頑張ってしまう。疲れた。仕事辞めたい。」
その人は、仕事で一番になりたくていつも頑張っていた。
仕事が終わったあとは残って勉強。
帰宅したら副業もしていた。
平日は睡眠時間を削って働いて勉強をしていたため、休みの日になると体調不良になり、寝込んでいる。
休みが終わると、また働きだして遅くまで自己研鑽に励んでいた。
そんな頑張っている人に対して、あなたならどんな言葉をかけるだろうか。
そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?
わたしも頑張る!一緒にもっとがんばろう!応援してるよ!
頑張るのもいいけど、無理しすぎないでね!
困ったことがあったら話聞くから、いつもでも相談してね。
その頑張りって意味あるの?仕事ばっかりだと体壊しちゃうよ。
応援、共感、励まし、心配、否定。
本気で頑張っている人に対しては、否定する言葉は伝えづらい。
でも、もっと頑張れとも言いづらい。
わたしは、「他人のために生きること、他人の評価のために頑張ることは最小限にしよう」と伝えた。
「大丈夫、仕事をやめても、給料が低くても、仕事で認められなくても、思うような成果がなくても、大丈夫。だから行動した自分を認めてちゃんと休もうよ」と伝えた。
その大切な人は仕事をやめて、フリーランスとして活動を開始。
自分のために、これまで培ったスキルをアウトプットするために行動をしている。
昔のわたしも頑張りすぎてしまう人だった。
いまは「無理をしない人」になった。
頑張りすぎてしまう不器用ながんばり屋さんへ。
あなたが自分を大切にして休むことが出来るようにこの記事を書いてみました。
この記事を読むことで、ほんの少しでも心に余裕が生まれたら嬉しいです。
頑張ることは悪いことではないです。
長い人生、心に余裕を持って生きていこう。
頑張りすぎてしまう人
日本人にはがんばり屋さんが多いらしい。
生真面目で完璧主義で、他人のために一生懸命になって頑張っている人。
いわゆる「常識を守って生きているしっかりした大人」。
一言で表すと「いい人」。
私の周りにも良い人は多い。
いい人は、いつも一生懸命で隣にいるだけでパワーをもらえる。
約束は守るし、有言実行な行動をとる。
ズルもしないで正々堂々とさまざまなチャレンジをする。
そんな人がある日「休み方がわからない」と相談をしてきた。
その1ヶ月後には休職をして、半年後に退職が決まった。
退職を控えたその人は言う。
「休職したときも職場の人に申し訳なかった。せっかく雇ってくれて期待もしてくれているのに…。辞めることに罪悪感がある。」
心がボロボロで、体も動かなくなったのに休むことに罪悪感を感じている。
このままでは、ずっとは働けないと知っているのに環境の変化に怖がっている。
仕事を辞める理由、続ける理由は人それぞれ。
「キャリア」「給料」「人間関係」「仕事内容」
正直、わたしにとっては仕事を「辞める理由」「続ける理由」はどうでもいい。
別に無理をして仕事を頑張ってもいいし、自分が働きやすい環境に転職をしてもいい。
なぜなら、人は簡単にはボロボロにならないから。
人には逃げ出したいくらい苦しい場面でも乗り越えていけるパワーがある。
でもそのパワーには限りがある。
わたしがあなた伝えたいことは「君が思っているよりも君は強い、でも無理をし続けると全てがダメになる。」
どんなにダメでも生きていける
まず大前提で仕事ができなくて、周りからの期待値に応えられなくても死ぬことはありません。
どんなにミスばかりでも、ほとんどのことは「どうにかなります。」
仕事で大きなミスを犯したくらいでは人生は変わりません。
ミスを犯したときに隠蔽する、嘘をつく、気づかないふりをするなど「悪意」があれば人生は変わるかもしれません。
ほとんどのできごとは、あなたに悪意がなければ問題はないのです。
頑張り屋さんのあなたは「ミスをしないように無理をしてしまう」ことも多いのでないでしょうか。
過去の私もキャパオーバーな仕事をしており、無理をしているのに周りへ助けを求めることを一切しませんでした。
その結果、多くの人に迷惑をかけることになり、自分自身が傷つきました。
今でも後悔をしていることがあります。
40度の高熱で仕事をして性格が変わった話
仕事の繁忙期で24連勤をしていたとき、40度の高熱が出ました。
それでも仕事を休むわけにいかない!と本気で考えていたので出勤。
なんとか繁忙期は乗り越えられたのですが、その後から思考の変化がみられました。
つねに集中力が低下して怒りっぽくなった
暗算ができなくなり、道に迷うようことが増えた
時間感覚がわからなくなり遅刻をするようになった
簡単な会話もスムーズにできなくなった
物忘れが増え、マルチタスクが苦手になった
周りからも「人が変わったね」と言われた。
体感的にも仕事のスピードが遅くなり、日常生活でも支障をきたすようになりました。
趣味だった料理も苦手になり、引きこもる時間が増えました。
何に対してもやる気がでない状態です。
5年以上経った今でも脳がうまく動いていない感覚が続いています。
無理をした結果、今でも人生で取り返しのつかないことになった「後悔」に苦しんでいます。
嫌われる勇気
その仕事は能力的にも精神的にも続けることができなくなり退職。
仕事仲間は辞めていく私に対して「もっと頑張ってほしかったな」「期待していたのに」といった言葉をかけてくれました。
逃げるように退職をする私に対して無視をする人も増えました。
「これからどうするの?最後まで自分で責任を取りなよ!」と言われ責められることもありました。
わたし自身、退職することに罪悪感がありました。
ただ実際に退職をすると「1週間後には前職のことなんてどうでもいい」と思っている私がいました。
普通の人は退職した人の考えるほど暇ではない。
やめた人は退職した職場のことを思い出すほど暇ではない。
その瞬間は苦しい思いをするかもしれませんが、時間が経つとどうでもいい思えてくるので不思議です。
たいていの心配事は1年後には「大したことがなかったな」と思えているはず。
どんなに嫌われても、どんなにダメな自分を知っても、人は生きていけます。
過去に縛られることはありますが、時間が解決してくれます。
大切なのは過去ではなく、「今」と「未来」です。
頑張りすぎる人は、自分を褒めてあげるハードルが高いです。
無理をしてボロボロになって傷つくくらいなら、「嫌われてでも生きてこう」と考えることで頑張っている自分を認めるきっかけにもなるはず。
頑張りすぎて後悔しないように、まずは自分を大切にしてください。
1年後、5年後、10年後のあなたは今のあなたではない
人は変われないという人もいます。
それは嘘です。
変わろうと思い行動し続ける人は変われます。
今のあなたが頑張っているのは、何のためでしょうか。
ダメな自分を認めてもらいたいため?
叶えたい夢があるから?
毎日不安で不安で眠れない。
頑張りすぎる人は不安を消そうと努力をします。
努力をしすぎて燃え尽きる。
体力の限界を迎えることも多々あります。
1年後の自分のためにも「休むことは重要」です。
頑張ることは短距離走ではなく長距離です。
人生の途中で大怪我をしてしまう可能性もあります。
無理をしない。
頑張っている自分を褒めてあげる。
結果が出るのは1年後、5年後、10年後になると受け止める。
どうしても焦るときはありますが、休むことも頑張ってみることをおすすめします。
不思議なことに「休むことで頑張ることができる」ようになります。
休むのが苦手なら「自分を甘やかす」ことをしましょう。
いつもよりゆっくり起きる
有給を使ってダラダラする
甘いスイーツを満足するだけ食べまくる
自分が満足すること、ちょっと罪悪感を感じることをやってみよう。
そうすることで「自分のことを好きになれます。」
もっと周りにも、自分にも甘える時間を増やしていこう。
自分のために働こう
頑張りすぎる人は「優しい人」が多いです。
無理をして周りの期待値に答えようとします。
その姿勢は素晴らしくて素敵です。
あなたは誰のために今のお仕事をしていますか?
家族のため?会社のため?お客さんのため?生活のため?
働いている理由が自分のためでなければ「資産にならない頑張り」になる可能性が高いです。
他人を満足させてこそ仕事となりますが、「他人のためだけに働いても、今の会社を辞めたら評価してもらえません。」
今の会社だけで通用するスキルをいくら伸ばそうと、自分のためにはなりづらいです。
どんな自分になりたいのか?5年後はどうなっていたいのか?
今の頑張りは未来の「理想とする自分」に向かっているのかを考えてみる。
向かっているなら問題はありません。
周りに流されて頑張っているなら、努力の方向性を見直すことをおすすめします。
他人のために生きずに、自分の人生は自分でコントロールしないと、あなたは他人のために頑張るほどに自分の時間がなくなっていきます。
大丈夫!未来は誰にもわからない
未来が不安で仕方ない。
周りに認められたいから頑張る。
常識的に見られたいから本当の自分を隠す。
体がボロボロになっているけど、仕事を辞めることが不安。
大丈夫です。
未来のことは誰にもわかりません。
唯一わかることは「理想の自分」に向かっているか?それだけです。
自分のために頑張っているのかを考えてみる。
無理をして働いても傷つくのは自分。
休むことも頑張って、自分を甘やかしてみる。
頑張り屋さんが多い日本で生きていくためには、自分を大切にする気持ちが重要です。
そうしないと常識に押しつぶされて、自分の人生を無駄にします。
未来の自分のためにも、いい人を辞めることも大切。
頑張りすぎる頑張り屋さんが、今の自分を一番大切に、心に余裕をもって生きていけるようになってくれたら嬉しい。
仕事をやめても大丈夫。
誰かに否定されても大丈夫。
自分の努力が認められなくても大丈夫。
疲れて休んでも大丈夫。
大丈夫。ご飯を食べて、体を清潔にできて、静かに眠る環境があればそれだけで幸せ。
仕事を頑張り続けるのは惰性、休むことは意思の力。
自分のために休む勇気をだしてみよう。
それだけで人生は生きやすくなるから。
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