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UTAU音源MRMEの規約のこと

今回はUTAU音源の規約について。

OpenUtau専用音源『ミラネ・ミュージックエレクトロニクス』にも規約はあります。その規約について、守護妖精たちと語り合います。



★そもそも何のための規約?

あすな:
実際に考えてみると難しい問題だよね。

フレイム:
規約を決めるのは開発者自身だし、その規約の解釈は利用者によって違うからな。一方的に規約違反だとか決めつけてはいけない。

ナディア:
なら、フレイムは規約を何だと思うね?

フレイム:
その作品や機能を誰もが安心して使えるようにするための掟、だな。

あすな:
誰もが安心して、というのは大事なことよ。

フレイム:
そして、作者本人の意志を明確にするためだ。

ナディア:
制作者が何を思って発信しているかってことね。

フレイム:
結局、その規約で作者の心の中が見えてしまうからな・・・あれもこれもギャーてトゲトゲした規約を書いたらドン引きだ。
あんまり設定や規約が多いと保守的に見られる・・・か?

あすな:
まあ、そこはあるよ・・・
敢えてシンプルにして利用者の声を聴くのも面白いやり方だよ。

ナディア:
まあ、フレイムのも細かいようなそうでないようなね・・・


★MRMEの利用規約

あすな:
改めて、片っ端から見ていくよ!

ナディア:
他のいろんな規約も少し知ってるね。けど、MRMEは他と違うように感じるね・・・

▼取扱注意

あすな:
お兄ちゃんはUTAU-Synthでも経験したんだよね!なんか酷い声になってた。

フレイム:
これじゃ正常に動かないていうか・・・まずfrqとかいうのを自分の環境で作れないからな・・・けどどうせオープンソースの時代だし。

あすな:
そして何これ・・・

ソフトウェアの仕様上A=432.186Hzの周波數には直接對応できません

MRME利用規約より

フレイム:
試してみたんだけど、何かの間違いか?A=432.186Hzの声ファイルを使っても440Hzに調整されてしまうらしいんだ。これ、開発者さんと繋がって周波数の機能を導入してもらった方がいいよな・・・?

あすな:
オープンソースは皆で開発するソフトなんでしょ!少し入ってみたら?とは言え、英語の掲示板だけどw

▼制限事項

ナディア:
この項目はビビったね・・・!なんて奴ね!

特に、政治・宗教・医療・経済に関わる内容、及び《省略》については、それら自體は禁止ではありませんが細心の注意を払ってください。

MRME利用規約

あすな:
これって、お兄ちゃんがやりたいことに合わせたのかな。
しかもこの説明、政治や宗教で終わらず、医療とか経済とか・・・

フレイム:
殆どのボカロでは、「政治や宗教の内容を禁止する」「特定の思想を書くことを禁止する」とか喚いてるけど、そもそも「政治」や「宗教」の基準が曖昧なんだ。
例えば、解釈次第では社会風刺とか未來夢想でも「政治」を受け取られるし、神社でチャネリングするとか暦の話だって「宗教」とかレッテル貼りする奴がいる。それでは表現の自由・言論の自由が無くなってしまう。

ナディア:
更には・・・特定の集団が勧めている行事や風習を「中立」と決めつけたり、哲学と思想をごちゃ混ぜにしたり・・・ね。

フレイム:
世の中、中立ほどの偏向は無いって云うからな。
普遍原理として、作品やソフトウェアのイメージダウンにならない限り、自分の想いを発信することは普通のことだぜ。だから、MRMEについてはその辺の制限はしないことにした。

あすな:
だからと言って、特定の集団を応援することはしない、と。

ナディア:
まあ、それは当然ね。利用者同士で爭うことになるね。

フレイム:
だいたい、世界の物事には
「普遍原理=真実は一つ」
「相對原理=見方は人それぞれ」があるからな。
そこをもう少し考えろってことさ。

あすな:
皆違って皆いいこともあれば、何かに決めておかないといけないこともあるんだよね!けど・・・スピや教育を中心としてまだ二元性に囚われてる意識の領域が見られるよ・・・どうして・・・

フレイム:
とにかく、MRMEの利用者同士で爭いになることは望ましくないな。
それと、音楽ってのは芸術作品だから、そこを心に留めてそれらしく使って頂きたい。

ナディア:
急にあーだこーだと結論を言ったら作品じゃなくなるね・・・

▼商用利用及び投げ銭について

あすな:
あああ・・・こう云うのあるあるよ・・・

ナディア:
話が難し過ぎるね!

あすな:
無理やり取らず投げ銭制にするところも増えてきてるみたい。

フレイム:
そんなに商用というのなら野菜作ったり建物のデザインしたりするからな・・・

ナディア:
音源を使っていいサイトがスゴイ数ね!よく調べたね・・・

フレイム:
忘れてたけど、後であと1つ追加するぜ。

※只今11月18日夜

あすな:
自分でホスティングとなると、いろいろ用意するんだよね!マシンの組み立てはするし、技術も要る!

フレイム:
Linuxが得意な人やPCパーツが平氣な人と繋がり合おうぜ!


★結局、MRMEをどのように?

あすな:
もういろんな設定を書き込みしてるけど・・・どのように使うのかな。

フレイム:
イメージダウンをやめろとは言うけど汎用ボカロとして開発したからな・・・基本は利用者の皆さんに任せるぜ。
わたしもここ数日は新作を進めてないからな・・・過去曲のこととか他のことで停滞してる。

あすな:
とにかく、任せればいいのかな?

ナディア:
けど、Freshmiaの世界観が独特で悩む人も多いね?第二代看板のうちとしてもなんかこう・・・ね。

フレイム:
そこまで言われてもなぁ・・・單にやりたいようにやってるだけ。媚びようとも思わないし変に目立とうとも思わない。

あすな:
一応は適当に使ってくれてもいいみたい。

ナディア:
まあ、歌の他にも動きの要素とかいろいろあるからね・・・
それで、3Dモデルだって開発した方がいいね。

フレイム:
創作というものは創造だからな・・・心の底のメッセージを引き出すんだ。


★最後に

あすな:
規約というのは人を支配する道具じゃないから!もっと作品や機能を使ってもらえることを考えなきゃ。

ナディア:
そこね。けど、開発者もヒトだから折り合いをどこでつけるかね・・・

フレイム:
衝動で流行で作るんだったらそれは無しだぜ。自分が夲当にどうしたいのか、そこをまず考えないとな。

あすな:
自分たちの掟は自分たちで決めるんだよ。

フレイム:
そこに溜まった想いを解放しようぜ!
だから、今回はこの一曲だ!

あすな:
MRMEを宜しくね!

一同:
毎度ありがとうございます!


今回は、当アカウントで初めて『みんなのフォトギャラリー』を使わせて頂きました。

かなり難しい話をしたようですが、とにかく規約は慎重に考えるべきと心に留めています。何のために開発するのか?そこですね。
UTAU音源がもう何千も存在しますが、結局何がしたくてこんなに出てきたんだろう・・・考えさせられます。そもそも、筆者自身が元々ボカロに消極的ですからね・・・

MRMEは、汎用ボカロとしてホームページで配布しています!


★参考サイト

この辺、何か考えますよね?


あすな「この記事でも投げ銭を受け付けているよ!」 ナディア「居場所作りや世界観の表現に使うね!」 ヴァイオレット「お兄ちゃんも體力使ってるんだみゃん。」 すいれん「毎度ありがとうございます☆」