●日大外国人准教授による歴史改竄問題を最初から超わかりやすく解説:トーマス・ロックリー(アサシンクリード シャドウズ)問題 24/07/19

※ロンドンブーツの田村淳さんのXに向けて書いたものですが、せっかくなのでこちらでも共有します
(こちらでは初めて知る方のために、できるだけわかりやすく情報を多めにまとめていきます)

※もし引用などで短文、または全文を使われたい方がいましたら、自分への確認は必要ありませんので、ご自由にお使いください。
ただし内容の改変はNGです。

※便宜上、『黒人』という表現を使いますが、海外の方へ差別をする意図は全くありません


織田信長に仕え、戦国時代に実在したと言われている黒人の人物【弥助】に関して
『日本での第一人者』が
【日本大学 准教授のトーマス・ロックリー】氏です。
他に【弥助】の専門家はいません。
国内外で【弥助】に関する著書を何冊も出しています。
そんな人物が好き放題、好き勝手に海外のWikiの日本の項目を書き換え、創作で作り上げていたのが、この事件の根幹です。

『ノンフィクション』として発行された著書の内容も事実とは異なることばかり書いてあり、こちらも創作といって相違ありません。

・『弥助』は実在した【偉大な侍】であり【英雄的な存在】
・日本では黒人侍が家族と普通に生活していた
・日本の戦国大名の間で黒人奴隷が流行っていた
・日本で黒人奴隷ブームが起きたから仕方なく欧米が奴隷輸出した
などなど

ちなみに日本で発行された著書、海外で発行された著書では彼が書いたものの内容が異なっていました。
日本人にはバレないようにしていたのです。

そしてロックリー氏は、【弥助】の専門家として、
主に海外で今までいくつもの仕事を得てきました。
日本ではNHKが【弥助】についての特集番組まで作ってました。

この件の実害例として
今ヒットしてる真田広之さんのドラマ「SHOGUN 将軍」では海外から「どうして戦国時代なのに黒人がいないんだ!」と批判があったみたいです

日本人からすると
「えっ?いなくて当然でしょ?」
なんですが、あちらだと
「史実に基づくなら『いて』当然だろ!」になっているわけです。

しかもロックリー氏は著書で
『これらを日本人は隠してる』とも書いてるそうで、
これだと海外から反発があって当然です。

彼らは
『本当は戦国時代にはたくさんの黒人がいたはずなのに、日本人が差別して隠してる!
黒人を奴隷として使っていたからだな!』
と本気で怒っているのです。

誰も知らないうち、気が付かないうちに
歴史や文化を改ざんされ、
私たちは人種差別主義者にされてしまっていたのです。

そのため今回、ロックリー氏がした事というのは、
非常に悪質な『外国人による日本の歴史改竄と印象操作問題』となるのです。

そんなロックリー氏の【弥助】に関する著書をUBIソフトが参考&本人協力の元に制作されたのが『アサシンクリード シャドウズ』で、ようやくここで話がつながります

ゲームとロックリー氏の問題は別のものと考えた方がいいですね

幸い、海外の人たちにも知られ始めていて
『自分たちはロックリーに騙されていた!』という空気になってきました

次の話に移ります。

『アサシンクリード シャドウズ』は大手ゲーム会社のUBIソフトが開発と販売をする、
大人気ステルス(暗殺)アクションゲームシリーズの最新作です。
今年の11月12日に発売予定となっています。

本作では初めて『日本』が舞台になるということでゲームファンからの期待はかなりありました。
また数年前の1番最初のプロモーションムービーでは『忍者』がメインで出てきたので、誰もが日本人の『忍者』が主役のゲームだと思っていたのです。

ですが実際に出てきたものは、
なぜか黒人であり『侍』の【弥助】が主役だったり、
日本に関して【史実に忠実な作品】を謳っているのに、数多くの全く日本らしくない表現
(真四角の畳や、巻物なのに終わりである下側から文字を書く、桜舞う春なのに田植え等)、
コンセプトアートでは戦国時代なのに風景に現代のガードレールや電柱がある
(これらは杜撰なAI生成でイラストに入り込んでしまったものと思われる)
などで一連の騒動の中では、1番最初に炎上しました。

私自身がこの件を見た時は、
『UBIソフトがこのゲームは【フィクション】と明言すれば、発売していいのではないか?』
と、思っていたのですが、京都にある二条城の襖絵や、日本の貴重な文化財の無断使用&作品の改変までしているのが判明しているので今となっては難しいと感じています。

しかもここまでの大炎上になっているにも関わらず『上記の件』は全てだんまり、【史実に忠実な作品】であることを撤回もせずに【フィクション】であることも認めません

※正確には日本向けでは最初に1度だけ【フィクション】との発言はあったのですが、その後【史実に忠実】や『このゲームで日本を学んでほしい』など、フィクション発言を無しにするようなアピールをしています。
もう1度【フィクション】と発表すれば、炎上は間違いなくある程度は落ち着くにも関わらず、なぜか頑なに出してきません。

✱追記:24年7月23日に「UBI JAPAN」と「海外のアサシンクリードアカウント」で【フィクション】を認める声明は発表しましたが、文化財の盗用などには触れず、予定通り発売するとの発表だったので世界的に再び炎上しました。

それどころか日本と海外とでは別の内容を発言してきたことが判明し、中には日本に対しての人種差別とも受け取れるものもあって、こちらも炎上しました
(この点はロックリー氏と通じるものがあります)
・主人公が日本人だと私たちが感情移入できないから外国人である【弥助】を選んだ
・今私たちを批判しているのは差別主義者だ
などなど

補足として『アサシンクリード』というゲームシリーズは今までは非常に【史実に忠実】な世界を【架空の主人公】で冒険していく大人気ゲームでした。
今までは過去の歴史や文化にとても『リスペクト』があり、それが大きく評価されてきたシリーズ作品なのです。

(自分は1作もやったことなくて、
名前を知ってる程度でしたが、
今作は日本が舞台なのでやろうかな?と思ってました)

ですので、最新作である『アサシンクリード シャドウズ』も当然『ゲーム内で描かれている内容は間違いないだろう』と世界的に認識される可能性があります

また今まではずっと【架空の人物】が主人公だったのに、なぜか今回は舞台となる現地の日本人ではなく【実在したと言われていた黒人】を主人公にしたのは、なにか『闇』があるのではないかとも推測されています

『アサシン(暗殺者)』のゲームなのに日本版のアサシンである『忍者』ではなくてなぜ無理して『外国人』の【侍】を選んだのか?
(一応、女性の日本人キャラクターに『くの一』はいますが)
なにかしらの見えない力が働いているようにも見えるのです

制作と販売をしているUBIソフトは、炎上に対しては完全に沈黙を貫いており、発売を強行する姿勢を見せています。
✱追記:日本での販売担当は『スクウェア・エニックス』社と判明しました。

そして日本大学 准教授のトーマス・ロックリー氏は、この件が発覚し炎上してからは、
『自分とアサクリシャドウズは無関係だ』と発表した後に、
全部のSNSを削除して行方をくらましています。

割と最近にUBIソフトのアサクリシャドウズのネットラジオに出演してたんですけどね

わかりやすくするためにかなり簡略化しましたが、現在出てきている情報をちゃんと加えていくと、どのケースもここで書いた内容よりおぞましい『どす黒い闇』になってます
※というか簡略化してこの情報量なので⋯

結論としては
①トーマス・ロックリー氏の歴史改竄と印象操作問題
②アサシンクリード シャドウズの誤った表現や文化財の盗用問題
③UBIソフト社の人種差別発言や強行発売するような姿勢
の3つが絡まりあって、とても複雑なものになっているのです

そして特に①のトーマス・ロックリー氏の件は、日本人がたくさんの黒人を奴隷にしていたという事実無根を背負わされ、知らないうちに黒人の人たちからヘイトを買っていたという事実が明るみになり、もはや国際問題に発展しています。

実際に2023年ブラジル、サンパウロのカーニバルでは、黒人侍の英雄【弥助】を山車に使ったチームが優勝し、それを見た人たちの認識も、過去の日本で本当に【弥助】が『英雄』として存在していることになっていました。
そしてこの出来事を『駐日ブラジル大使館』が紹介していたのです。
ここまで浸透していると、ロックリー氏の描いた他の数々のデマもかなり信じられてしまっている段階に入っていると推測できます。

未だに信じられませんが、海の向こうで
『日本人が戦国時代に多くの黒人を奴隷にしていた。
そして現在はその事を差別心から隠している』
と、本当に信じてる人たちがいるのです。
とても恐ろしい話です。

②③に関してはロックリー氏がゲームにどこまで関与しているかまだ不明ですが、もしUBIソフト社と共謀のような形で開発してたのであれば、エンターテイメントの方向からも刷り込みや印象操作をしようとしてる可能性も出てきました。

この問題をこのまま放置してしまうと、何十年後かに、私たちの次やその次の世代の人たちが、
捏造された歴史の事に関して、理不尽かつ言われのない事で訴訟などをされ、
不当に財産を奪われる事になるかもしれません。

【今】どうにかしないと、
本当に取り返しのつかない事態になってしまうのです。


✱追記(24年7月26日)
今も新しい情報が毎日のように更新されて炎上が止まらないこの問題ですが、
少し私見を述べさせていただくなら
トーマス・ロックリー准教授が陰謀論的に日本人を陥れようとしてしたわけじゃなく、
あくまで私利私欲のために捏造を繰り返してしまったのではないかな?と見ています
根拠は書き換えをしてたWikiのアカウント説明で『本人』と明言してるので、スパイみたいな人物なら、あまりにも杜撰だなと。

個人的には【弥助】が
『侍』だろうとそうじゃなかろうと
『実在』する人物だろうとそうじゃなかろうと、
どっちでもいいのです。

ただ『日本人が黒人を奴隷にしていた』など自国や他国の民族を侮辱する【大嘘】だけは
ノー!と大声で訴えたいし、
この先に人種的な争いの火種に十分になりうるので、
ロックリー氏は表に出てきての説明責任を果たす必要はあると思います。
そうしないとフランス人の人達にまで、日本人は偏見のしこりを持ってしまいます。

この問題、みんながみんな知識人では無いので、自国、他国共に貧困などで十分な教育を受けられなかった人達にも浸透しているのも怖いところです
※差別的な意味ではありません。
家庭や国、地域などの事情で仕方ないのです。

特にそういった人達は『わかりやすい』事に惑わされたり、踊らされたりもしがちです。
こんなことをしてる私だってそうなのかもしれません。

だから今は各々が自分で調べて、考えて、行動などをしてもらって、やがては良い未来に繋がる結果になってくれればと思います。

これから『知る人たち』の入口になれるものが書けたことを願ってやみません


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