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なぜ、アンティークは高くても売れるのか

アンティークの価値

私はアンティークジュエリーが好きなんですが その理由は、凝った細工や その時代の人々の関心や流行が現れているから。

とはいえ、アンティークジュエリーは高価過ぎるのと 一点物なのでなかなか手に入りません。


https://www.g-rena.com/2009/11/yado-1128.htmlより
https://www.g-rena.com/2009/11/yado-1128.htmlより

この指輪は私のものじゃなくて、あるアンティークショップの画像をお借りした物ですが、彫られているのは「ミスルトー」といって 日本語ではヤドリギ(宿木)。

他の木の寄生して成長する不思議なエネルギーを持つ植物として、ケルト時代の魔女やドルイド僧は オークの木に寄生した宿木の神聖な力を利用して祈りを捧げ変容を起こしていたとか。

そして、このロケットペンダントは私物です。

愛媛の松山に旅した時にふと立ち寄ったアンティークショップでパリフェアをやっていて、そこで購入したもの(金ではないので買えました)。

YaccoのYが彫られています。

で、モノの価値の話をすると アンティークジュエリーは、物質的な価値としては、数千円〜数万円金の今の相場の価値しかないんです。

たとえダイヤモンドが入っていても当時のカットはガタガタだし、ダイヤモンド自体の価値も二束三文だったりする。

でもアンティークジュエリーは 店によっては200万とか300万とか💦

まったく原価やモノの価値には見合わない価格です。

でもあっという間にSOLD OUTになる。それはなぜでしょう。

人は感情でお金を払う

これをマーケティングでいうと

  • 「一点しかない」という限定性

  • 「故に売り切れたら絶対に手に入らないから急がねば」という緊急性

  • 「当時の持ち主の人生に思いを馳せる」という情緒的価値

これが最強に効いている、というのがわかります。

人によったらボッタクリ、になるでしょうけれど ビジネスは「価値を感じた人が喜んで買う」が原理原則なので、買える経済的余力のある人が買う、ということですね。

おそらく富裕層だと思うので、転売せずに自分の子に譲ったり、大切にしてくれるだろうという感じもするから、売り手も安心してお譲りする。

その「交換」にかかるお金は、実態を持たないのです。

感情を揺さぶる情緒的価値を“見える化”するには

あなたのサービスにその情緒的価値を加えたら、それを相手に伝わるカタチに変容する必要があります。

情緒的価値の見える化は、「言葉」と「デザイン」で実現します。
これをブランディングと言います。

マーケティング止まりの場合、さえない素人っぽいデザインでも、内容が良かったり、価値が伝われば売上に繋がるかもしれません。

ですが、あなたが「意図した、集まってもらいたい理想のお客様」に出会うには、彼女たちの五感に訴える必要があります。

言葉だけだと、あなたの意図したイメージを与えることはできません。

なぜなら、人が脳内で抱くイメージはそれぞれ異なるからです。

たとえば、「魔法」という言葉一つでも、魔女っ子メグちゃんを想像する人もいれば、胡散臭い詐欺師を想像する人もいれば、丑三つ時に山に入る呪術を思い浮かべる人もいれば、三者三様。

でも、これじゃ困りますよね。

「あ、なんか居心地悪い感じになっちゃった」みたいなことが起きます。

だから、あなたが感じてもらいたいイメージを、見た人も同じように受け取ってもらうために必要なのが、デザイン、ということになります。


あなたは、あなたのビジネスにどんな情緒的価値をつけくわえますか?

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