投資と資産運用の違い_定義_時間_リスク

オススメの投資法 ウォール街のランダム・ウォーカー第12~14章

「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、おすすめの投資方法を書いています。

アセット・ミックス

アセット・ミックスとは、株式や債券や不動産などの資産をどのようなバランスで持つかというものです。中・長期で投資をするときの約90%は、アセット・ミックスで決まると言われています。
アセット・ミックスを考えるとき、主に3つのことに注意をする必要があります。

1、リスク
リスクとは、市場の歴史を振り返れば常にリターンと表裏の関係にあります。リスクが高い商品は必ずリターンも大きいことが分かっていて、年利20%の利益を得ようと思うならば20%資産が減ってしまう可能性も考慮しなければなりません。
その上で、アセット・ミックスを考えることが重要です。一般的に、株式はハイリスク・ハイリターンであり、債券はローリスク・ローリターンです。そこで、自分の資産において株式の比率をどのくらいにするのか、また、債券の比率をどのくらいにするのかなどを考える必要があります。
2、ライフサイクル
二つ目は、ライフサイクルです。
これは、自分の年齢や収入などでリスクの取り方を調整していくという考えです。
一般的に、若くて収入がこれから見込まれる人は、ハイリスク・ハイリターンの商品を買っても構いませんが、年配の方はローリスク・ローリターンの商品を買うべきとされています。
3、リバランス
アセット・ミックスを考えて投資を行う時は、常にリバランスをしていくことが大切です。
例えば、株式を80%、債券を20%持っていたとして、株式市場が好調で株式の資産が90%、債券が10%と配分が変わったとします。この時に、株式を売り、債券を買うことで、リバランスを行いアセット・ミックスを整え直すことが重要です。

ドル・コスト平均法

ドル・コスト平均法とは、一定の金額を同じ商品に毎月投資する方法です。長期で株価を保有し続けることでじわじわと資産を増やしていくことが出来ます。
しかし、この方法は、相場が下げ相場の時は儲けることが出来ません。
そこで、ドル・コスト平均法を用いるときは、余剰資金を常に持ち、下げ相場の時に普段よりも多めに買うことが大切です。

インデックス・ファンド

「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、特に、ドル・コスト平均法でインデックス・ファンドを買うことをお勧めしています。
インデックス・ファンドというとS&P500のインデックスなどがとても有名ですが、S&P500のインデックスは、アメリカの一部の大企業しか入っていないのでアメリカの市場を正しく反映しているとは言えないところがあります。
そこで、「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、ウィルシャー5000やラッセル3000などのアメリカの中小企業を含むインデックスを買うことをお勧めしています。しかし、ウィルシャー5000やラッセル3000などは、S&P500と比べ変動幅が大きいのでリスクがあることは頭に入れておく必要があります。

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