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お金は友達? お金の学校(勝間和代)

私たちは、お金と無縁な生活を送ることが出来ません。
お金と上手に付き合っていくことが大切です。
そこで、今日は、お金についての本を紹介します。
この本は、勝間和代さんがリーマンショック後に4人の識者と対談したものをまとめたもので、投資の怖さやリスクとの付き合い方について感じられる本です。
皆さんも読んでみて下さい。

1,金融リテラシー

お金や投資について学ぶにあたり、リスクについて知らなければなりません。リスクというのは、漠然と「危険度」を指すものではありません。リスクというのは、確率の問題として数字で表現されるものなのです。投資を行うにあたり、リスクにしっかりと向き合うことが大切です。
日本が欧米と比べて金融リテラシーが低い理由に終身雇用制が原因していると言われています。終身雇用制の下では、リスクを取っても報われず、何か新しいことをしようとすると潰されてしまうからです。徐々に終身雇用制が崩壊しつつある現代では、徐々に国民がリスクを取り、投資などが盛んになってくるのではないかと考えられます。
投資を行うにあたり、感覚で投資するのは良くありません。勉強をしっかりとしている人とそうでない人の間では、統計的に有意に差が出ることが分かっています。しっかりと勉強することでお金と向き合いましょう。

2,金融危機と投資

リーマンショックのような金融危機の時は、個人投資家にとって、割安株を買うための絶好のチャンスがやってきます。
証券会社などの機関投資家は、金融危機が起こるとポジションを一度解消しなければならないので、必要以上に売らざるを得なくなります。そこに、個人投資家には勝機があるようです。
初心者が投資を始める上では、個別銘柄を買うのではなく、ETFなどの商品を買うことがおすすめです。個別銘柄を買うとすると15社くらいに分散投資をするのがよいのですが、初心者が15社も選ぶことは大変ですし投資に必要な額も増えてしまいます。そのことからも、ETFなどをコツコツと買っていのがよいです。

3,投資の心得

投資には、チャートを分析することで株価を予想するテクニカル分析というものがあります。しかし、テクニカル分析は、学術上優位性がないことが分かっています。テクニカル分析ではなく、企業の財務諸表などから将来の株価を分析するファンダメンタルズ分析を行い投資先を決めるのが上策です。株を買う時は、「バイ・アンド・ホームワーク」と言って買った後に週一で企業の状態をチェックしていくことが必要になってきます。
それがめんどくさい人は、インデックスを毎月決まった日付に一定額買い続ける「ドル・コスト平均法」を用いて投資したほうが良いそうです。

この本を読んで、私、フリーライダーも投資を始めようかなと考えています。機会があれば、投資実績を書きたいと思っています。

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