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初バイトで苦しんだ話

けっこう久しぶりの投稿になります。
今回は、単に自分が初めてアルバイトしたときの話をしたいと思いますが、苦いエピソード中心になるのでご了承を…

バイトの始まり

私は、高校はバイト禁止(隠れてやっている人はいたが)で、高校3年時〜大学入学にかけて新型コロナの流行があり、それが理由で親にも「今バイト始めるのはやめといたら?」と言われたのでそれを言い訳に大学2年生になるまで一切アルバイトをしていませんでした。

そんな中、周りの人がバイトの話をすることも増え、私自身も段々バイト経験が無いことに焦りが出てきて、知り合いの紹介で某中華チェーン店に面接に行き、そこで初めてのバイトをすることになります。

採用が決まった後、「シフト組むから入れる時間教えて」と言われたのでそれを送ることになったのですが、私はここで早くもやらかします。

当時まだ大学はコロナの影響でほとんど授業がWEB上のオンデマンド形式で、時間としてはほとんどどの時間でも大丈夫ではあったので、「この時間の中から決めてくださいね」というつもりでいけそうな日はほぼ全時間に○をつけてシフト希望を提出しました。
世間知らずだったのもあり、この時点では、「他の人との兼ね合いもあるし、送った時間の中から何時間か切り抜いてシフトを組んでくれるのだろう」などと思っていたのです。

そして送られてきたシフトを見ると…

11:00〜23:00勤務がズラリと並んでいました(絶望)

当時の私は、労働基準法を信じていたので、1日8時間を越えて入ることになるとは夢にも思っていなかったわけです。
オンデマンドといえどこんなに入れられると普通に大学の勉強する時間も足りません。
しかもシフト表を見てみると、社員は当たり前のように14連勤以上が組まれていたりして、ここで私は労働基準法なんて幻想だったのだと悟ります。

そして迎えたバイト初日、初めての日から約10時間拘束されることが確定しているのでかなりブルーな気持ちで出勤しました。
その日一緒に入っていたバイトの人から「ここはいけるって書いた時間全部漏れなくシフト入れられるから上手く抑えたほうが良いよ」と教わりました。初シフト提出の前に知りたかった…

初日は主に洗い場担当で、もうお店で働くということ自体が初めてなので憂鬱さはありながらも、店長は優しく、丁寧に教えてくれていたので過度なストレスを感じることはありませんでした。


勤務内容で苦しかったところ

始めてからしばらくの間、周りにちょっと怖い人はいても、人間関係でそこまで悩むことは無く、ある程度順調に仕事を覚えていくことができていました。

そんな中、ある時急に「〇〇くん、ホールやって」と言われました。

???

キッチン担当で採用されたし面接でもホールやるなんて聞いてないが??

そう、この店、ホール担当とキッチン担当をそれぞれ分けて募集していながら入ったら結局全員両方やらされるのです。
というかシンプルに人手が足りていない。
シフトちゃんと組まれているのに2日に一回くらいのペースでヘルプ要求が入ります。
だからみんな両方できないと回らないわけですね。

もちろん何の研修も受けていないのでホールやれと言われてもやり方が分からないわけですが、「やりながら覚えていこう!」と無理やり送り出されました(慣れたら意外とできた)。

後、バイトなので当然各社員の指示に従って動くことになるのですが、本当に社員によって教え方が違いすぎてしんどかったです。

社員「やり方が違う!〇〇はこうやらないとダメだろ!」
ぼく(店長にはこう教わったんだけどな…)

みたいなことがけっこう頻繁にあったのです。

例を挙げると、何度かホールをやっててキッチンから出された麻婆豆腐をそのままお客さんに持っていっても何も言われたことなかったし社員にもそれでいいよと言われていたのに、別の社員が居る日に同じようにしたら「おい!麻婆豆腐は山椒かけて出さなあかんやろボケ!」と怒鳴られ、初耳だが!?と困惑したことがありました(これは多分前者の山椒かけるの教えてなかった社員が悪い)。

また、接客をしなければならないということで、嫌な客の対応も辛い部分がありました。(これはどこも大抵同じようなものだと思うので詳しくは省略)


本当に苦手な社員が来てたとき

始めてからしばらくは、特別苦手な人とかはいなかったのですが、ある日別店舗から移ってきたAさんという社員が本当に苦手でした。

Aさんは、仕事でミスをしたバイトは激詰め、忙しくなってくると分かりやすく不機嫌になる、全然興味が無いジャンルの話題で雑談を振ってくる、といったところがあり、私はそういう部分がかなり苦手だったのです。

特にAさんを苦手になった一件があります。
自分が揚げ物・洗い場担当だったときに中華鍋を使う料理の注文が数件入りました。この店舗では、鍋は基本は社員担当(歴が長いバイトはできる人もいるが)で、私は鍋はやったことがなかったので、特にできることもなく、洗い場の整理をしていたら、突然Aさんが詰め寄ってきて

「お前ボーッとしてんねやったら鍋やれや。なぁ、できへんやろ?できへんねやったら自分ができることやれや、舐めとんちゃうぞゴラ!」

と怒鳴って厨房から出ていきました。

・・・???

私はこの時何で怒鳴られたか全く分からず(今考えても分からない)、ただ涙をこらえながら立っていることしかできませんでした。

そんなこともあってAさんが一緒に入っているときは常に緊張するようになり、緊張状態で仕事をするとミスも増え、また詰められるといった悪循環に陥っていきます。

この頃から、バイトに入らない日も常にバイトのことで不安を感じるようになり、何をするにも億劫になってきました。

バイトがある日は大学の授業に出るのも辛く、行ったフリをしてバイトの時間までカフェで精神を落ち着かせる、という一日を過ごすことも増え、結果2年時は単位もかなり落としてしまいました。

辞めたいと思ってはいましたが、家族からも「バイト続けてて偉い」「融通は利いてるみたいだし文句言ってるけどそんな悪い職場じゃないんじゃない?」といった発言から辞めないほうがいい、という圧を感じ、なかなか踏み切れなかったです。


最後に

こんな感じで書いてきましたが、何やかんやこのバイトは約1年で辞めました。

自分はAさんが苦手だったけど、もしかすると自分が全部悪いのかもしれない、という思いが少しあったので辛かったのですが、今になって元バイト仲間に聞くとAさんは色んな所で店の内部から苦情入って色んな店をたらい回しにされているという話を聞いたので、少なくとも自分が全面的に悪いわけでは無かったのかなと思えて少し安心しました。

大学の単位の部分で心配をかけるような書き方をしてしまいましたが、3年時にかなり巻き返したので大丈夫そうです。

皆さんも、自分が悪いかもとかそんなこと関係なく、アルバイトで日常生活に支障をきたすレベルのストレスを感じるようであれば、辞めた方が良いと思います。
自分の心身の健康はしっかり守っていきましょう!

では。

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