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採用面接•面談で候補者を落とす理由になるネガティブなこといくつか

5年半己れのすべてをかけていたといっても過言では無いベンチャー企業を辞めて、転職した先は、桁違いの大きな企業。はたしてこれでよかったのか、とか考えたことの記録。

ベンチャーにいたとき、カジュアル面談も、本面接も、たくさんやった。する側をやった。自分が落としたこともあるし、自分がいいと思った人が上の判断で落とされたこともある。

応募者を落とすときは、「なんとなくイマイチだから」という理由ではだめなので、なんらかのネガティブと判断する理由をつけて落とす。
自分を魅力的に見せることは当然大事だが、ネガティブポイントにいかにひっかからないかも重視した方がいいのではないかと思う。

経歴やスキルが問題なくても、ちょっとこの人のここが嫌だな、と思って落とすことはたくさんある。そういう理由こそ開示しない(伝えない)ので、応募者は自分の何がダメだったのかわからないまま、改善しないまま、また次の戦地へと行くことになる。

採用されないのには必ず理由があって、それは企業側の誠に勝手な都合なのだが、企業側が何を気にしているかをある程度知っておけば予防線が張れる。

スキル以外で落とす理由になったネガティブポイント

  1. 笑顔がない。面談/面接中に1回も笑顔がないと、人と円滑なコミュニケーションを取ろうとしない人とみなすことが多い。もちろん「シャイな人」「緊張している」「もともとそういうひと」などご事情はあろうが、それをこちらが推し量る術も、その必要もないし、その時間もない。単に「感じ悪いな」「最低限の努力をしてほしい、この一回がキモなんだから」と思って、ネガティブポイントがつく。

  2. 職務経歴書が読みにくい。経歴がごちゃごちゃしているのはまだいいが、文章が日本語として読みにくいとか、言葉遣いが抽象的すぎて何が言いたいかわからない、みたいな人はネガティブに思う。職務経歴書は一番最初にアピールできる、いわばマーケティングツールである。転職活動はいわば、自分を売り込むためのマーケ活動。この書類で、相手に読解負荷をかけずに魅力を感じさせることができるかは大事である。特に、就こうとしている職種がマーケ職やサービス企画などの場合は重要で、自分のことを明確に簡潔に伝えることができないのに、商品やサービスを世の中にうまく売り込めるのかな、と不安になる。

  3. 自信満々すぎる。自信があるのはいいことだ。裏打ちされる経験や実力がきっとあるのだろう。だけど、これから入る会社でそれが活かせるかどうかは、あなたにはわからないでしょ、と思う。だってまだ弊社の業務を知らないのだから。一定の謙虚さは大事である。

  4. 会話のテンポを気にしない。相手に合わせた会話はできたほうがいい。相手が早口ならそれなりに対応し、相手がスローなら、スローにするなど、面接官と会話のテンポを合わせられるか。私は早口だからスローな人だと、モヤっとするが、それを察さずに終始マイペースを貫かれると不安になる。人に合わせることができないのかな、と今後が不安になる。あと私のいた会社はテンポが早かったので、ユッタリさんはつらい。早いのを遅くするのは簡単だけど、遅いのを早くするのは難しいだろうとは思っているが。

  5. 質問されたことにパッと応えられない時に黙り込む。考えているのか、応えられないのか。こちら側にはあなたがなぜ今黙っているのかがわからない。すぐにわからないのなら「今、少しかんがえておりますが・・」と相槌程度に自分の状況を言ってほしい。相手に不安を与えない、という協調性がほしい。


まだ他にもある気がする。

自分も受ける側のときに気をつけようと改めて思った。


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