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演奏活動で対価を得る 3

このシリーズの最終章です
これまでに演奏拠点の記事や演奏スタイルで収益のあげ方の違いなどをはじめ、見積もりや請求の仕方などをお話してきましたが、もっと実際はどうなのかです。

では、僕の成功例と失敗例を参考にお話を進めて行ってみます。


「成功例と失敗例」

人間関係やお金にまつわる成功や失敗です。

・失敗例

◆シンガポールツアー

海外へソロギタリストとしての演奏活動経験が皆無のころの話です。
シンガポールで会社を経営している友人の紹介で、3会場のライブ依頼を用意してくれました。

・滞在費と食費は不要

これだけを条件に僕は「初めてのシンガポールライブ」となって楽しみが先行して、スケジュール通りの飛行機のチケットを購入しました。

・スケジュール変更で飛行機のチケット払い戻しできず(格安チケット)
・ライブの売り上げはチャージバックされなかった
・CDの売り上げもチャージバックされなかった

何もかもが初めての経験だった為、契約や事前確認をする勇気がなかったのがこの時の失敗で約15万円の赤字でした。だけど、海外での演奏経験やこの失敗は今後にいかされることとなりました。


◆イベント演奏

学生時代からの友人の紹介でとあるデザイナーさんのショーにて朝から晩までの拘束で合計3時間の演奏。

・友人の紹介だったので契約を交わすタイミングを逃し続けた

当日の総売り上げは約30万円と想定でき、スタッフやカメラマンには僕の目の前で「今日のお礼です」としてギャランティーを支払われた。

友達の紹介としてバイアスがかかっており「ギャラはあるよね」と思ってしまっていて、お礼してもらえるのが当たり前になってしまっていた。

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