感情を解放するのも寄り添うのも一人で出来なくて当然よ

昨日、私の許せなさを赤裸々に綴ってみたんだけど

許せない、辛い、苦しい、お前のせいで!!で誰かを責める気持ち…
そういうのって、生きてりゃ絶対にある。私もめっちゃある。

で、その手の類の感情は「手放し」対象とされることが多くて
さまざまな”感情解放”のやり方が出回っていますよね。

効果のほどは個人差がかなり大きいと思うし、私自身も色々とやってみて思うのは

一人じゃ限界があって当然

それを認めるのが超大事

という結論に至ったんです。

特に、幼少期から大変な環境で育ってきた人、機能不全家庭で育ってきた人は”一人で”どうしようもない感情を抱えるのが当たり前になっているので、ついつい「一人でどうにか!!!」という方向に走りがち。

私は結構普通に育ってきたよ？でも何だかなぁ～とあまり自覚が無い人だとしても、
何か辛いことや大変なことが起きた時に「一人でどうにか解決しなきゃ!!!」と思って身体を壊す時点で、それは同じ。

環境はそれぞれ違えど、積み重ねてきた辛さの程度は大小比較することは出来ない。

この人は大変だけど、あの人はさほど…っていうことにはならない、絶対的なこと。

あなたが辛いと思えば、それは辛いんよ。それが全てなんだよ。

で、ですね「一人じゃ限界がある」と認めることがどれだけ大事か、という事に確信を持てたのは、
私がコーチから教えてもらった言葉の影響が凄まじく大きかった。(言葉は意訳です)

たとえ家庭環境が安定していても、

”たった一人きりで”

”抱えきれない感情を”感じなければならない状況が積み重なると

それはトラウマを生む

心身のトラウマや病気を神経系から研究しているガボール・マテ博士という、カナダに住む医師の言葉です。

この言葉を知った時に、ものすんっっっごく納得して、

一人で抱えきれなかったものを

一人でどうにかするのは

無理なのよ。

無理で当然なんだよ。

って感じた。深く深く、腑に落ちた。

それ以来、一人で内観して自分と対話する時に、一人の力で心の深層の部分にまで辿り着けなくて当然だし大丈夫！って感じるようになったし、

カウンセラー、セラピスト、そういう専門職でなくても友達やパートナーなり、

信頼出来る他者の前でのみ、自分を開ける領域があるんだな

って分かるようになったし、それを肌で体感した。

だから、一人でずっと悶々としている感情や、内観したり何なりしてもどうにも消化できない部分はあって当然で、

そっから先は、私一人じゃ無理！

っていう、内側からのサインなんですよ。

それはあなたに能力がないとか、やってるワークが悪いとか、やり方が間違ってるとか、そういう次元の話ではない。

何度も言うけど「一人でやろうとするから、出来なくて自然だよ」ってことなんです。

幼少期から沢山可愛がられて育ってきた人や、親と何でも言い合える対等な関係を早くから築けた人のHealthyさはここに由来していて、

ネガティブな感情を一人きりで抱え込まずに、誰かに言えたり分かち合えたりする環境、
そして「感情を感じても、出してもいい」という心の土台が培われているからなのです。

ただ、それが無い人の方が多いだろうし、私もその一人なんですが、
大人になってからでも、何歳からでも、出来るんだよ。大丈夫。

だから、数年前の私に声をかけてあげるとしたら

まずは、自分一人でどうにかするのを辞めてみ。

周りを何度も、よくよく見渡して。

あなたの話をちゃんと聞いて、受け止めてくれる人がいるよ？


あなたに必要なのは、
一人でどうにかする逞しさじゃなくて（それも良さだけど）

他者に自分を開き、頼る勇気　だよ！

って言ってあげると思う。

自分を開く勇気さえあれば、あなたは無敵なんだよと。

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