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幸福日和 #053「自分ルールを大切にする」

人はいろいろな「決まりごと(ルール)」の中で、
日常生活を送っていますね。

大きなことで言えば憲法や刑法。
生活の部分で言えば民法や商法のような法律もある。
会社員が守るべきその会社の就業規則もあれば、
町内の決まりごとやゴミ出しのルール、
子供の世界でも、遊びのルールがあります。

実は、世の中は「ルール」だらけ。

そんな中で、
世の中のルールに縛られるのではなく、
「自分ルール」をつくることを考えてみる。

「ルール」って使い方によっては、
自分にとっての大きな力になるんです。

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じつは世の中で活躍している人や、
上手くいってそうに見える人というのは、
「自分ルール」を持っていたりするものです。

ある野球選手は、
バッターボックスに入るときには
必ず左足から入るルールを守っているそうです。
その日のゲームの流れがどんな状況であろうと
そのルールを守ることで、常に冷静な気持ちを保てられるのだそう。

また、メガバンクに勤める銀行員の友人は、
毎日、必ずその日の株価の始値と終値を
手書きでノートに記録しているのだそう。
デジタルに頼らずに、アナログな方法によって、
経済の動きを身体に刻んでいけるのだそうです。

よく知る京都の老舗の15代目社長は、
毎朝の日課として、
創業から先代の数だけの水盃を神棚にお供えし、
仕事を始める前に必ず手を合わせているそうです。
日頃の商売とは自分一代の為のものだけではなく、
先祖が受け継いできたからこそのものだと
自覚をしていく為だといいます。

そうやって、世の中でうまくいっている人は
周囲には見えないところで「自分ルール」を守りながら
毎日にブレのない生き方をしているんですね。


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実は、僕もちょっと変わった
「自分ルール」があるんです。

「綺麗な石」を集める癖が僕にはあるんですが、
ポケットの中に「一つだけお気に入りの小石」を入れておく。

誰かにプレゼントするためでもなければ、
どこかに投げつけるためでもありません(笑)

そして、なにをすることなくポケットに
その小石を入れたままいつも通り一日を過ごすんです。
すると、ふと無意識にポケットに手を入れることがあります。
その時に、その石を握って「自分の夢や目標」を確認するんです。

ただそれだけのことですが、
僕にとってポケットの中の小石は、
自分の大事なことを忘れない為のタイマーのようなもの。
僕はこの自分ルールによって
一日に4-5回は、大切なことを思い返しています。

そうやって、大事なことを
日常の中で「定期的に呼び起こす」ために、
ポケットの小石を活用しているんです。

誰でもすぐにやらなければいけないことは、
しっかりと覚えているものだけれど、
ゆっくりと時間をかけて考えていくべき、
自分の人生にとって本当に大切なことは、
日常の慌ただしさの中に後回しにしてしまいがち。

そんな中で、
なんでもないように見える「自分ルール」が、
理想の自分へと引き寄せてくるんですね。


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「自分ルール」って、
他人から見れば不合理に見えることもあるけれど
自分のために機能すればそれでいい。

時として大事なことというのは
合理性とは別のところにあるものだと思いますし、
何よりも自分ルールを作って守っていくことで
「小さな自信」を積み上げていくこともできます。

他人のルールだけに支配されていませんか?
時間を奪われていませんか?

自分なりのルールを大切にしながら、
生き方をコントロールしていくこと。

今日からでもできる、
豊かに日々を過ごしていくためのヒントです。


最後までお読みいただきありがとうございます。毎日時間を積み重ねながら、この場所から多くの人の毎日に影響を与えるものを発信できたらと。みなさんの良き日々を願って。