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フリースクールに必要な場所&備品

2021年9月の開校に向けてフリースクールの準備を進めていますが…考えなければならないことも多く忙しいです(笑) が、とても楽しく過ごすことができています♪

現在は、場所が決まり、備品について色々と思考錯誤しながら準備を進めています。今日は、場所の選定の仕方、備品についての考え方などを記していきたいと思います。※個人的見解も多く含まれますので参考程度にお願いします。

私自身はフリースクール開校に向けていつも参考にしているのが、「わたなべさやこ*おうちフリースクール運営」のHPです。                      スペース等に関しての記事は以下です。とても参考になりました。

このように、先駆的にご自身が取り組んできたことをしっかりと発信する力って素敵だな…と感じています。私自身は、まだまだ公開できる情報は少ないのですが、少しずつ私も発信できるようにして、安心して生徒さんがこれる場所をつくっていきたいと思っています。


フリースクールに必要な広さの基準

結果から申し上げますと、「フリースクールで確保しなければならない広さの基準は、現時点ではない」と言えるのではないかと思います。

とはいうものの、活動のスペースなども考えた際、実際にどのくらいのスペースが必要なのか?参考になるものはないかと調べることも多いのではないかと思いますので、色々と参考なる資料を探してみました。

文部科学省のHPから参考になる情報はないかと探してみたところ以下の文書を見つけました。

平成17年(2005)の文部科学省の議事録(資料1) の自由討議の記録の中で、「昔から、小学校1年生から高等学校まで、教室は同じ大きさ、人数であることについてどうするかが課題なのではないか。(以下略)」という問題提起に対する回答として、「昭和25年に作成された「鉄筋コンクリート造校舎の設計標準」において、学校施設を大量に建設しなければならないという時代背景の下、教室の大きさは、明治以来の大きさである奥行き4間×間口5間を踏襲し、7メートル×9メートルとされていた。」とあり、教室の面積について小学校から高等学校までを含めた基準があるらしいのです。とすると、7m×9m=63㎡が一つの基準となり、その教室に、小学校/中学校/高等学校では、約40名もの生徒がいるという計算になります。40名として計算すると、約1.575㎡/人です。

フリースクールにおいて、どのくらいのスペースを確保しなければいけないか?という指針は上述の通り、2021年5月現在では存在しないのではないかと思いますが、活動のスペース等を確保する意味では、コロナの状況等もありますし、少しゆったり目のスペースの確保が出来た方が良いのかなという気持ちもあります。

フリースクールHIROでは、ゆったりと落ち着いた雰囲気で学習や活動ができるように、約65㎡の空間を用意しました。学校の教室よりもひと回り程度大きなスペースで、ロッカーなどがない分、広く感じると思います。学校では上述の様に、約63㎡に約40名(約1.575㎡/人)ですが、HIROでは同程度のスペースに約20名での活動を予定しています。よって約3.25㎡/人ですので、開放感を感じながら学習や様々な活動が出来るのではないかと思います。

まだ、写真等が事情により公開できないのですが、準備が出来次第、以下のホームページで公開予定です。

更に、過去の論文のいくつかにおいて、参考になる資料はありましたので、参考文献として掲載のみさせていただきます。

垣野義典、須田眞史、初見学、長澤泰:子どもの自主活動の展開とスペースの使用状況 - フリースクールの建築計画に関する研究(1), 日本建築学会計画系論文集 , 第 561 号 ,  pp.121-128,  2002.11
垣野義典、長澤泰:子どもの活動実態からみた空間構成要素 - フリースクールの建築計画に関する研究(3), 日本建築学会計画系論文集第 591 号 , pp. 41 ~ 48 ,  2005.5


フリースクールの場所の選定/確保

場所選び…これは大変に苦労しました…。というより、どうやって選んでよいのか…全く参考になる資料もないままに選択をしたというのが本音です。

ただ、社会福祉専門職としての知識を活かし、事前調査/地域調査はきちんと行い、そのアセスメント結果として、場所選びは行いました。参考になる資料がなくても、自分で根拠あるデータを集めて選択しよう!と思い、踏み切った次第です。データの詳細をお見せすることは出来ませんが…どのようなデータを収集したのかを以下に記載します。

*近隣・地域の人口動態                         *近隣・地域の不登校者数                                  *近隣・地域のフリースクール設置状況                             *近隣・地域の不登校支援の状況と課題                          *近隣・地域の子育て/教育に関する政治の動向                           *近隣・地域の医療機関情報                                *近隣・地域の方々の子育て/教育に関する意識                        

上記の広さや場所を決める際にも上記のデータを分析した結果として、不動産の相談をしました。

今回の場所の決定には多くの人の協力があったことを本当に本当に心から感謝しています。ご協力いただいた方々にきちんとした形で活動していることを表現できるようにしていきたいと思っています。


フリースクールに必要な備品

フリースクールに必要な備品については、正直「分からない」というのが現状です(笑)しかし、無駄なものは置かない。シンプル且つ清潔に!が大切ということは、様々な方々のnoteの記事やプライベートコミュニケーションレベルでの情報収集の結果、理解ができます。

よって、無駄に備品を揃えることはせず、今回のフリースクールHIROでは、必要なものを子ども/生徒目線/意見で揃える!ということをやっていこうかと考えています。もちろん、きちんと大人と話し合ってということにはなりますが、なぜその備品が必要なのか?など論理的に考えられることなども含めて、意見交換をしっかりとしつつ、欲しいもの(デマンド)ではなく、必要なもの(ニーズ)をきちんと理解できるということも学習の1つかもと考え、一緒に揃えていくようにしたいと考えています♪

あっ!ちなみに・・・開始当初は、椅子もテーブルも少ししか置かない予定です(笑)床に座って勉強することもあるかも知れませんし、バランスボールに乗りながら学ぶこともあるかも知れません(笑)←実際に私の娘は椅子で勉強している姿を見たことがなく…椅子ではなくバランスボールでバランスを取りながら勉強しています。集中できる様なのです^^;

様々な学習の仕方があっていいと考えています^^


まとめ

今回はフリースクールの広さ/場所/備品についてまとめてみました。   いざ自分で始めようとする時に、色々と悩むものだと思いますが…悩んだことや解決の仕方など…誰かにこの気持ちや準備に役立てればと考えています。こんなこと必要だったよ!参考になったよ!ということを共有したいな♪という気持ちが大きいのです^^

今回、自分にとっては活動場所選びが最も苦労したところでした。しかし本当に様々な人の協力があって見つけられたと思っています。色々な人に感謝感謝しつつ今後も前に進めていきたいと思います♪

ご一読いただきましてありがとうございました!


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