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村を作ってる美容師が本気で創るスパイス物語 No.6

River Village

なんとも面白そうなプロジェクトじゃ。

年寄りのワシでもワクワクするな。

おっと。。いかんいかん。

その前に、ここから初めて見た人には何のこっちゃわからんじゃろう。

もしよかったら下のNo.1から順に見てもらえるとすぐに理解できると思うぞ。

まぁ、気が向いたら見てみてくれや。

それじゃ、続きを話していくぞ。

1500坪という広さの場所を自分たちの空間にしていくという壮大な計画であるRiver Village。

一体それがどのぐらいの広さなのかがいまいちピンとこないんじゃが、Ryoの話を聞いているとワシもこの目で現場を見たくなってな。

無理を承知でRyoにワシも行けるかどうかを聞いてみようと思ったんじゃ。

む〜にー:「なぁRyo。なんだか話を聞いてたらワシもリバビレを見たくなってきてな。一度連れて行ってくれんかの〜?」

Ryo:「あっ、全然いいよ!なんならもうすぐ髪も切り終わるから終わったら行く?」

む〜にー:「おぉー!いいのか?Ryoが良ければワシは構わんぞ。聞いてるだけじゃなく一度生で見てみたくてな」

Ryo:「まぁ、今はまだ何にもないから細かい場所までは明かしてないんだけどね。でもこうやって話してるよりも実際に行った方が現地の空気も伝わると思うし是非一緒に行こうよ」

む〜に:「ほぉ〜!そうじゃったんか。いいのか?楽しみじゃの〜」

こうして、Ryoと一緒にRiver Villageへと連れて行ってもらえる事になった。

髪も切り終わったし、Ryoの準備が出来次第で出発じゃ。

Ryo:「お待たせ!じゃあ早速行こうか」

む〜にー:「ありがとうな!確かRiver Villageまでは車で10分ぐらいと言っておったな?」

Ryo:「そうだよ。だからこれから外に停まってる車のミニで行こう!」

む〜にー:「おぉ〜!あの緑のミニクーパーか!ええな〜」

Ryoのお店であるfreedomの外には緑色のミニクーパーが停まっておってな。

前から「かわいいなぁ〜」と思いながら見ていたんじゃが、今回はそのミニで行くみたいじゃ。

そして本当に10分ぐらいで到着。

Ryo:「着いたよ!ここがRiver Villageになる場所」

む〜にー:「ほぇ〜。。ここ全部か?相当広いな。思っていた以上の広さじゃ。。」

Ryo:「広いよね。俺も最初はマジでビビった。。1500坪ってこんなに広いんだって」

む〜にー:「そうじゃな〜。家であれば何十軒と建つ広さじゃからな」

Ryo:「だよね。縦長で向こう側が遠く感じるから余計にそう思うのかも」

む〜にー:「なるほどな〜。実際にここに来てみてRyoは今回のリバービレッジをやろうと思ったんじゃな?」

Ryo:「そうだね〜。後は単純にゆうた君と出会えたからかな」

む〜にー:「ゆうた君というのはさっきのここで農業を営んでおる彼のことじゃな。リバービレッジの相方なんじゃろ?出会いはなんじゃったんじゃ?」

Ryo:「出会い?いや、自分で言っといてアレだけど、なんか気持ち悪いな。。(笑)まぁ、ゆうた君がfreedomに髪を切りに来てくれたのが最初かな。それから何度も髪を切らせてもらって色々話をしていく中で、彼の農業への純粋な思いが伝わってきて俺も農業に興味を持ったんだよね。それで一回畑を見に行かせてもらったの」

む〜にー:「ほぉ〜。そこで意気投合して始まったのか?」

Ryo:「ん〜、まぁそうだね。実際にリバビレが動き出すのは正確にはもう少し先になるんだけど。でもある時、畑を背にしたゆうた君がボソッと「ここを何か面白い場所にできないかな?」って呟いてて。それを聞いた時に何となくピンときたんだよね」

む〜にー:「ピンときたとは?何かを思いついたのか?」

Ryo:「そう。ゆうた君からその言葉が飛び出た瞬間に「村にしちゃえばいいんじゃない?」って。そのぐらいの広さは余裕であるし、スケールが大きい方がやり甲斐もあるしワクワクするから。そこから全ては始まった感じだね」

む〜にー:「ほぉ〜!よくそんな事が思いつくな〜。そしてそれを受け入れてくれたあの〜、彼の名前は何じゃったかな?え〜っと。。」

Ryo:「ゆうた君ね」

む〜にー:「おぉ〜!そうじゃそうじゃ!ゆうた君じゃ!!その彼も凄いの〜」

む〜にー:「本当だよね。凄く不思議だったけど、お互いが思い描いていた何かがクロスしてマッチした瞬間だったんだね、きっと」

む〜にー:「なるほどな。面白いもんじゃの〜」

Ryo:あとはまぁ、きっかけとしてはカレーかな。とりあえずカレーが食べたくて。だから「スパイスを作りたい!」って話から始まったのもある」

む〜にー:「はっ?カレー?カレーか・・・。ワシもカレーは好きじゃが。。スパイス??」

Ryo:「そう。スパイス。ただ単純にカレーが食べたくて」

む〜にー:「カレーに必要なスパイスということか?しかしな〜、わざわざそんなことせんでもカレーなら買ってきて食べればよかろう」

Ryo:「まぁ、そうなんだけどさ。せっかく畑があるわけだし。それなら自分達の畑でカレーに使う野菜を作るのはもちろんなんだけど。どうせだったら「0からスパイスを作ってオリジナルのカレーが作れたら最高じゃない?」ってところから始まったの」

む〜にー:「はぁ〜。よくそんなにポンポン思いつくの〜。しかもそれをすぐに実行に移しておるのが凄いな」

Ryo:「スパイス作るの面白そうじゃない?っていう最初はただの思いつきだったんだけどね」

む〜にー:「スパイスというのはそんなに簡単にできるのか?」

Ryo:「いや、そんなに簡単ではない。でも決して無理な話でもないって感じかな」

む〜にー:「なるほどじゃな。現実的な話ではあるんじゃな?」

Ryo:「ん〜、まぁそうだね。ちょっとスパイスについて話し始めると長くなりそうだな。。」

む〜にー:「おぉ〜!そうか。ワシは全然構わんのじゃがな。だがその前に少し聞いてもええか?」

Ryo:「ん?いいよ、どうしたの?」

む〜にー:「さっきからあっちに見える大きい木があるんじゃが、あれはヤシの木か何かか?」

Ryo:「あぁ〜!そうそう。ヤシの木だよ。あれも自分たちで植えたんだ。リバビレのシンボルツリーって事で」

む〜にー:「やっぱりそうじゃな!まるであそこだけ日本じゃないみたいじゃな。あんな大きいのに自分たちで植えられるもんなんか?高さ3、4メートルぐらいはあるじゃろう」

Ryo:「まぁ大変だったけどね。。知り合いの植木屋さんに来てもらって3人でユンボ使って植えたの」

む〜にー:「ほぇ〜!聞いてるだけだと楽しそうじゃが、やってる本人たちは大変じゃの〜」

Ryo:「めっちゃ楽しかったよ。周りの芝も自分たちで植えてさ」

む〜にー:「キレイに生え揃っとるな。しかし聞いてても楽しそうじゃが、実際に来てみても面白そうな雰囲気が伝わってくるの〜。やっぱり来てみてよかったな」

Ryo:「でしょ?やってる俺らがめちゃめちゃ楽しんでるから」

む〜にー:「ええな〜。立派なシンボルじゃな。いやいやスマンスマン。。スパイスの話の途中じゃったな」

いかんいかん。

どうしてもヤシの木が気になってしもうてな。

立派にRiver Villageのシンボルとして佇んでいるヤシの木がとても美しく見えたんじゃ。

そして、次回こそはスパイスの続きを聞いていくぞ。

では、また後でな。

もしも応援して頂けるならこんなに嬉しい事はないぞ。頂いた活動費は「もちろんスパイスの製作、そしてこれからの活動費として使わせて頂きます」と、Ryoも申しておる。 これからも宜しく頼むな。