ワーケーションを満喫してきました
夏休みを利用して、熱海にワーケーションをしてきました。ワーケーションといっても、インターンシップの裏作業が中心でしたが……
働き方を見直そうという近年の潮流とコロナ禍によるテレワークの浸透が合わさって急速に普及したワーケーション。先日体験してきた所感をまとめたいと思います。
率直な感想: とても充実した!
もとより私は、旅行先の観光名所を巡るような移動の多い旅行は好きではありません。休日に行く旅行は心身を癒すことが目的であり、旅行をしたことで疲弊していては本末転倒だからです。
移動を避けた旅行では電車で行ける範囲内の観光名所を巡った後に早めにチェックインして温泉やホテルの食事を楽しむことがメインとなります。しかし、それではホテルの時間を持て余し、暇になりがちでした。ワーケーションでそうした暇な時間を作業に充てると、少し作業をした後にご褒美として温泉や食事を楽しむことができ、作業に楽しく打ち込むことができました。
今回の旅行でいくつかのメリットやデメリットを見つけたので、一つ一つ触れていきたいと思います。
メリット
タイパが抜群である
大学生の間では、「タイパ」を重視する動きが活発になっています。
旅行では少なくとも一日、長いと数日を旅行だけのために使うことになります。終日予定が入ることが多く、非常に時間を取る予定ともいえます。しかし、旅行中は常に何かをしているわけではなく、ただダラダラとしている時間や、待機時間、移動時間などの何もしていない時間が存在します。
そこで、そうした時間に作業を組み込むことで、他のタスクを入れられなかったはずのところで作業を行うことができます。カレンダーに載らないこれらの時間での作業によって何もしていない時間を有効に使えますし、本来家でしなければならなかった作業を減らすことができます。
非日常感のある作業環境が集中力を上げる
これは私だけの話かもしれませんが、程よい非日常感が集中力を高めてくれたと振り返って感じました。ホテルの客室の中は素晴らしい眺望や充実したサービス、旅行先独自の名物など非日常感を味わえる要素が多々ありながら、広いテーブルや座りやすい椅子、十分な数のコンセントや集中できる静けさのように、作業に適した環境が揃っています(机の高さだけは適切でないことが多いですが…)。
こうした環境の中では気が引き締まっていつもより精力的に作業に望めますし、小休憩を取ったときの癒しの手段に事欠きません。私の場合では、窓辺に椅子が置いてある部屋だったので、冷蔵庫で冷やした飲み物を飲みながら椅子から海の風景を眺めるのが気分転換になりました。余談ですが、私は山より海派なので、水平線をボーっと見ているだけでも心が洗われる気がします。
デメリット
時間が細切れで、大した作業量にはならない
一方で、デメリットも確実に存在します。それが、あまり作業量としては期待できないこと。これは集中できないからではなく、単純に時間が限られているからです。作業を兼ねてきたとはいえ、旅行に来ているわけですから、ホテルや周辺施設のコンテンツを楽しまない手はないでしょう。それらに時間を割いていると、思っていたより時間がなかったな、という感想を持ちました。
もっとも、このデメリットは観光や温泉に時間を割いていることが原因なので、社会人の方々が本格的にワーケーションをするとなれば、この時間を作業に充てることで十分な作業時間は確保できるかと思います。
セキュリティの問題から、作業ができる場所が限られる
自らの研究や趣味の作業であればいざ知らず、仕事やインターンシップでの作業はセキュリティー保守が非常に重要です。この点を考慮した作業環境選びとなると、実は作業できる場所はグッと減ってしまうのが現状です。
私もこの対策のために、作業の大半はローカルで行うことのできるコーディング作業を行いました。ミーティングの際にはホテルのフリーWi-Fiを使わずセルラー回線を用いましたが、理想はVPNを利用すべきですね。
このようにくつろぎながら作業ができそうなスペースもあるのですが、後ろに人通りがあるため、残念ながら利用できませんでした。
最後に
今回はワーケーション体験談をご紹介しました。旅行先でメール返信程度ではない作業をするのは初めてでしたが、魅力も課題も含めて、多くの発見があった旅行になりました。これから夏も終わるとだんだんと寒くなってくるので、温泉巡りをしながらの作業がますます捗りますね。
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