「親必見」食物アレルギーについて、知っておくべき情報を公開
皆さん、こんにちは。
今回は小さなお子さんをもつ親御さんに知っててほしい
食物アレルギーについて、情報を共有したいと思います。
私自身5歳と3歳の二児のパパで、上の子が「重度の食物アレルギー」をもっています。
この記事では、
アレルギーを持つ子供の親であり、また飲食業に従事する私が
食物アレルギーについて親御さんに知っておいてほしい基本情報をお伝えします。
ぜひ最後まで読んでいってください。
食物アレルギーってなに?🍽️
そんなの知ってるよ!っと声が上がってきそうですが
まずは予備知識として、食物アレルギーってなにかを簡単に説明しますね。
「食物アレルギー」と聞くと、何を思い浮かべますか?
実は、これは私たちの体が特定の食べ物に対して「ちょっと大げさに」反応してしまう状態のことなんです。
まるで、体がその食べ物を「危険な侵入者」と勘違いして、防御反応を見せるようなものですね。
たとえば、ピーナッツや卵、牛乳などはよく知られたアレルギーの原因ですが、実際にはもっと多くの食品が原因となり得ます。
重要なのは、アレルギーを引き起こす食品は人によって異なるということです。
ある人にとっては何の問題もない食品が、別の人にとってはアレルギー反応を引き起こすかもしれません。
この反応は、かゆみや発疹、胃腸の不調、時には呼吸困難など、さまざまな形で現れます。
これらの症状は、体が「守ろうとしている」サインなのですが、時には日常生活に影響を与えることもあります。
だからこそ、
食物アレルギーは単なる「食べ物の好き嫌い」ではなく、本当に体が反応してしまう身体的な状態として理解することが大切です。
特に子どもたちにとっては、食物アレルギーによる影響が大きいこともありますので、親としてしっかりと理解し、適切な対応を心がけることが重要です。
では、次に、この食物アレルギーがどのようにして起こるのか、そのメカニズムについて見ていきましょう。
■食物アレルギーがどのようにして起こるのか
さて、食物アレルギーがどのようにして起こるのか、
少し詳しく見ていきましょう。
私たちの体には、通常、外からの攻撃(例えば、バクテリアやウイルス)から身を守るための免疫システムが備わっています。
この免疫システムは、体内に入ってきた異物を識別し、適切に対処する役割を果たしています。
しかし、食物アレルギーの場合、免疫システムが何らかの食品成分を誤って「危険」と判断してしまうのです。
この「誤った敵認識」がアレルギー反応を引き起こします。
たとえば、ピーナッツに含まれるたんぱく質が体内に入ると、アレルギーを持つ人の免疫システムはそれを「侵入者」とみなし、攻撃を開始します。
このとき、体はヒスタミンという物質を放出します。ヒスタミンの放出が、かゆみや腫れ、呼吸困難などのアレルギー症状を引き起こす原因となるのです。
このようにして、食物アレルギーは「体の誤解」から生じるわけですが、これが実際にどのような影響を及ぼすのか、そしてそれにどう対処すべきかは、非常に重要な問題です。
次は、国が発表している「特定原材料8種」と「通知推進項目20種」を詳しく見てきます
■特定原材料8種と通知推進20種について
食物アレルギーにおいて、特に注意が必要な食品群があります。
これらは日本で「特定原材料」として法律で表示が義務付けられている8種類と、「通知推進20種」として表示が推奨されているものです。
特定原材料8種: 日本では、特にアレルギー反応を引き起こしやすいとされる8種類の食品について、食品表示における義務があります。
これらは以下の通りです:卵
乳
小麦
そば
落花生(ピーナッツ)
エビ
カニ
くるみ(新規追加)
通知推進20種: さらに、特定原材料8種に加えて、アレルギー反応を引き起こす可能性のある20種類の食品について、表示の推進が通知されています。
これには以下のような食品が含まれます:あわび
いか
いくら
オレンジ
カシューナッツ
キウイフルーツ
牛肉
アーモンド
ごま
鶏肉
バナナ
豚肉
まつたけ
もも
やまいも
りんご
ゼラチン
大豆
鯖
マスタード これらの食品についても、アレルギーを持つ人には注意が必要です。
特定原材料8種と通知推進20種の表示は、アレルギーを持つ人々が安全に食品を選ぶための重要な指針です。
食品を選ぶ際には、これらの表示を確認し、アレルギーのある食品を避けるようにしましょう。
ちなみに私の子供は、ナッツ全般が軽度で「くるみ」が重度のアレルギーをもっています。
一度くるみで反応し、アナフィラキシーショックになり、緊急搬送されたこともあります。
本当に注意が必要です。
それでは次に
食物アレルギーの症状と、その対処法について詳しく見ていきます。
■食物アレルギーの症状と対処法
食物アレルギーの症状は、人によって異なりますが、いくつかの一般的な症状があります。
最も一般的なのは、皮膚のかゆみや発疹です。
また、口や喉の腫れ、胃腸の不調、時には呼吸困難や血圧の低下といった深刻な症状が現れることもあります。
特に、呼吸困難や血圧の低下は、アナフィラキシーショックと呼ばれる緊急事態を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。
では、食物アレルギーが疑われる場合、どのように対処すべきでしょうか?
症状の認識と記録:医師に伝える時に対処が早くなります!
アレルギー反応を示す症状があった場合は、
それがいつ、どのような状況で起こったかを記録しておきましょう。
医師への相談:
症状が見られる場合は、速やかに医師に相談しましょう。アレルギー検査を行うことで、具体的なアレルギー原因を特定できます。
アレルギー原因食品の回避:
アレルギーの原因となる食品を特定したら、それを食事から除外しましょう。
緊急対応計画の準備:
重度のアレルギー反応がある場合は、エピペン(自動注射器)などの緊急対応薬を常備することが推奨されます。
周囲への情報共有:※重要
家族、学校、職場など、周囲の人々にアレルギー情報を共有し、理解と協力を得ましょう。
食物アレルギーは、適切な知識と対処法があれば、日常生活においても管理することが可能です。
我が家でも、上の子のアレルギーに対応するために、これらのステップを踏んできました。
次に、家庭での具体的なアレルギー管理方法についてお話しします。
■家庭でのアレルギー管理方法
食物アレルギーを持つ子どもを育てる上で、家庭でのアレルギー管理は非常に重要です。
私自身も、上の子が重度のアレルギーを持っているため、日々この問題に直面しています。
以下に、家庭でのアレルギー管理のための実践的なアドバイスをいくつか紹介します。
食品ラベルの確認:
アレルギー原因となる成分が含まれていないか、食品のラベルを常に確認しましょう。
コンビニのパンなどには、見やすい場所に大きく表示されています。
アレルギー安全な食事の準備:
アレルギーを持つ家族のために、安全な食事を準備することが重要です。代替食品やアレルギーに優しいレシピを活用しましょう。
クロスコンタミネーションの防止:
アレルギー原因食品と他の食品が混ざらないよう、調理器具や食器を分けたり、キッチンの清掃を徹底しましょう。
周囲への情報共有と教育:
家族や親しい友人、学校の先生や保育園のスタッフなど、子どもが関わる人々にアレルギーについて教え、理解を求めましょう。
緊急時の計画:
アレルギー反応が起きたときの対処法を家族全員で共有し、緊急連絡先や必要な薬の情報を常に手元に準備しておきましょう。
これらのステップを踏むことで、家庭内でのアレルギー管理がスムーズになり、子どもも安心して生活できるようになります。
私の家庭でも、これらの方法を実践することで、子どものアレルギーと上手に付き合いながら、日々を楽しく過ごしています。
■最後に
今回は、食物アレルギーについての基本知識をお伝えしました!
近年、幼児のアレルギー発症が非常に増えてきています。
食生活の変化や、親世代の体質の変化など様々な原因が考えられていますが
いづれにしても、命に関わる事象である事も事実です。
親御さんだけでなく、一般社会においての基礎知識として広く知られればと思います。
本人(家族)は気を付けていても、お店で提供される料理や周りの理解不足による事象も後を絶ちません。
このブログを通じて、少しでも理解が促せるよう発信していけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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