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読書と本とわたし/ミニエッセイ

今のわたしにとって
読書は、大切な趣味の一つ。


いつしか読書をするという行為は
わたしの人生に
なくてはならないものとなった。


ただ、子供の時から本が好きだったかというと
実はそうでもなかったような気もする。


読書が好きだとわたしが話すと
母は、すごく驚いている。

子供の頃に
本より漫画ばかり読んでいたわたしを見てきた母は
読書好きのわたしを
今でもなかなか信じられないようだ。


ただ一つ
自分の中に残っている感覚が
「読書」は好きではなかったかもしれないが
「図書室」や「図書館」や「本屋さん」
ーーーーいわゆる「本がある場所」は大好きだったということ。


小学校のお昼休みに一人で図書室へ行き
本に囲まれていることにワクワクして
図書室で過ごすことも多かった。

そして借りたのはいいけれど
最初の何ページかをパラパラと読んで
読み終えないまま
返却日を迎えることも多かった。
わたしの目的が
本を読むことじゃなくて
図書館へ行くことだったからかもしれない。


毎年夏休みには
町の図書館で”夏休みの絵画教室”の募集があり
わたしは必ず申し込んでいた。

その時の動機も
「絵を描きたいから」よりも
「図書館という場所で絵を描けることへのワクワク」だった。

そして毎月お小遣いをもらったら
まず最初にいく場所
それは「本屋さん」


当時のわたしにとって
図書館や図書室や本屋さんというのは
公園と同じくらい大好きで
そこにいるだけで
わたしはいつもワクワクが止まらなかったのだ。


本がある場所は
地球を知るための図鑑のようなもの。

好きな世界を自由に選んでいいよ!
あなたがみたい世界を自由に選べるんだよ!と


好奇心旺盛なわたしにとって
本のある場所は時間を忘れてしまうくらい
大好きな場所だった。


今でも本屋さんには何時間でもいれるし
漫画、エッセイ、雑誌、小説、実用書…
どんなコーナーの世界に入ったとしても
言葉では表現できないようなワクワク感と
なんでもできるような気持ちで溢れるのは
子供の時から、何も変わっていなのかもしれない。






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