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独立してから感じた、会社に所属するメリットを考えてみました

こんにちは、タケです。社内公募の意見投稿をした過程で、会社に所属するメリットを改めて認識したので、気付いた点を書いていきたいと思います。

独立後の収入と会社従業員との収入の違い

独立すると、個人事業の売上(法人ならば自分が決めた役員報酬)が収入として入ってきます。
一方、会社従業員は、毎月給料をもらいますが、これは当然ながら会社の売上がそのまま従業員の給料に行くのではなく、少し悪い言い方をすると、会社にサヤを抜かれた後に給料をもらうことになります。ただ、サヤを抜くのはそれなりの理由があります。

会社が従業員に提供しているものと、会社が抱えるリスク

従業員は会社に対して安定的な労働を供給しており、その対価として、会社は売上の大部分を従業員に払うべきだとも思えます。
しかし、会社は従業員に対して、その雇用を保証したり、売上を増やすツールとして看板(会社のネームバリュー)やインフラ(オフィススペースやPCの提供、総務や人事・経理の事務作業など)を提供しています。ここにサヤを抜く理由があるのではないかと思います。なお、経営のトップに近いほど会社そのものの存在に近く、むしろ従業員に雇用の保証や看板、インフラを提供する立場にあるので、サヤを抜かれるどころかサヤをもらうことができる(=給料や報酬が高い)のではないかと私なりに解釈しています。
会社の抱えるリスクとしては、従業員に対する給料は固定的な支出であり、如何に会社の売上が下がろうが、そうそう減給やクビにはできないので、なかなかキャッシュアウトを止められないというリスクが挙げられます。逆に、いきなり辞められて仕事が回らなくなるというリスクも抱えています。

従業員が得るメリット・デメリット

従業員は会社からサヤを抜かれますが、その対価として固定的な収入を得て、会社の看板とインフラを使用できます。一方で従業員は好きな仕事をできるとは限りませんし、一定時間の拘束を受けます。

独立するとどうなるか

従業員が得るメリット・デメリットとミラーになりますが、まず、看板とインフラを自分で作らなければなりません。特に看板の力は想像以上に大きく、仕事を取ってきて売上を上げるのは本当に大変だと、独立してから痛感しています。事務作業を自分でするのも結構大変です。収入も不安定になり、不安になります。
一方で、仕事を選べるということとサヤ抜きがない(元請けの場合)というのは、すごいメリットですね。従業員の時は仕事は選べずに与えられることが多いのですが、独立して自分で仕事を選べるようになると、モチベーションはものすごく高くなります(もちろん会社従業員時代もちゃんとやってたつもりですが)。元々会計士を目指したのも、自分の仕事は自分で決めたいというのが根っこにあったからだと最近気づきました。

終わりに

会社に勤めるか、独立するか、それぞれメリットとデメリットがあるので、一概にどちらがいいとも言えません。会社に所属するメリット(雇用の保証、看板とインフラの提供など)は想像以上に大きいものです。もし、独立を考えているのであれば、会社に所属するメリットを捨てる価値があるか、考えてみてもいいかもしれません。

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