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とてもおぞましい、負の連鎖です。
ぼくは、子供の頃からとても要領が悪く、頭の悪い子供でした。
ですが、親父は僕のスペックの低さに納得できず、勉強に関して異常に厳しかったです。
教育虐待ですね
たとえば、
◯通信簿で5の数が少なければ、人格を否定され殴られる。
◯親父が指定する人物(優秀な同級生です)より、成績が悪ければ人格を否定され殴られる。
◯先の通信簿で、例え5をとってもそれが、「数学」じゃなければ人格否定
◯口癖は、「学歴が全て」、「国立大学の理系に進学できない奴は、人間ではない」
でした。
こんな家庭でした。
ちなみに親父は普通の高卒です。
では、なぜここまで学歴に異常にこだわっているのかというと親戚に、
東大生
がいたからです。
東大に、強烈なコンプレックスと憧れを抱いた親父は、僕を通して自分ができなかったことをしようとしたのでしょうね。
しかし、残念なことに僕は人並み以上に頭が悪かったため、私立大学にしか行くことができませんでした。
その時も、親父から、
お前は落伍者だ、お前の人生は完全に終わった
と言われてました。
その後も、親父は、
◯◯君は慶応に行った
▲▲ちゃんは九州大学に行ってる
など、他人の学歴を異常に気にしていました。
実は親父だけでなく、爺さんや曾祖父さんたちも学歴や家柄などに異常なこだわりを持っていたそうです。
なんとも哀れでおぞましい生き物たちです。
このようなこともあり、一時期完全に自己否定し無気力だった僕は、このままではダメだ、と思い自ら立ち直るために行動しました。
それは、以前にも記事にした、
読書とボクシング
です。
自分のことを助けてあげられるのは、自分しかいません。
時間はかかりましたが、この強烈なコンプレックスから立ち直ることができました。
そして、先祖代々続く、この下らないしがらみも、僕の代で終わりそうです。
僕の青春時代は、くだらないしがらみを切ることだけに、費やしてしまいました。
つまり、若い頃の僕は苦悩と苦労の経験しかありません。
ですが、愛する娘たちにこんな下らない考えを、押し付けなくてもよさそうです。
結果論ではありますが、暗く惨めな青春時代にもそれなりの意味があったと、解釈できそうです。
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