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人の能力を引き出す『勉強の技術』

後輩や部下を持つと教える機会が増えます。
あなたは上司として、先輩として、チームのリーダーとして、メンバーを先導する能力が求められます。

人を導くことの本質を捉えた歴史上の研究者、哲学者たちは、書物にしてその能力について、功績を残しています。今回は筆者が特にオススメしている哲学者の勉強の技術をお伝えします。

最適な学習

リーダーシップを発揮し、チームの学習方法を最適化することは、組織の成長とイノベーションの鍵となります。

しかし多くのプロフェッショナルが、実践的な学習方法について、明確な答えを持っておらず属人的となっています。

L. ロン ハバード氏による「勉強の技術」はこの問題に対して、明確な答えになる論理を展開しています。

これはまさに未来のスキルと言われている「戦略的学習力」に通ずる技術です。仕事の日常から得た気づきが分かりやすかった記事を載せておきます↓

勉強の技術

「勉強の技術」とは、個人が効果的に勉強できるように、L. ロンハバードが開発した方法につけられた名称です。

彼が発見した問題は、詰め込み主義のカリキュラムでも、無能な教師でもありませんでした。一番の障害は、「勉強する方法」の技術の欠如であることを発見したのです。

これは「勉強の3つの障害」として知られる発見を含んでおり、勉強の技術はこれらの障害を克服するための方法となります。

実物が手元にない

スマホの勉強するなら、スマホを購入して、見たり、触ったりすることで「実物が手元にある勉強」ができます。

猫ついての本を読んでいるなら、猫カフェへ行ってみましょう。本物の猫を見たり触ったりすることで、「実物が手元にある勉強」ができます。

愛猫:せいちゃん

実物が手元にないまま勉強を続けると、押しつぶされたような気持ちになったり、姿勢が崩れたり、ぐったりしてしまったり、退屈な気持ちになったり、腹が立ったりします。

実物が手元にない時の状態

そんな時は実物を手に入れることで解決しますが、実物が手に入らないこともあります。そのような場合には、写真や動画も役に立ちます。文字だけや人の話を聞くだけでは、手元にある勉強をしたことにならないのです。

段階の飛びこし

段階を踏むとは、ひとつずつ順番通りに学んだり、実施したりすることです。段階を踏むことで、勉強が簡単になります。

何かのやり方を学ぶには、それぞれの段階で必要なことを、1つずつ、順番通りに身につけていくことが大切です。1から始め、そして2、3、4と進んでいきます。重要なのは1つずつ十分に学ぶことです。これを「段階を踏む学習」と言います。

ある段階がとても難しく思えたり、理解できないと感じたりしたら、あなたは段階を飛び越しています。
飛び越すとは、途中を抜かすこと、見落とすことです。何かを学んでいる時にある段階を十分に理解しなかったり、抜かしてしまったりするのは段階の飛び越しです。

段階の飛び越しは勉強の壁の一つです。

段階の飛び越しがあると混乱したような感じになります。またふらふらするような感じもします。それは自分がやっていることを十分に理解しないまま次のことに進んだからです。進んだその段階は自分にとって難しすぎて、段階の飛び越しがあったのです。

しかし、今の段階が難しすぎるからうまくできないというわけではありません。

本当の原因は分かったつもりになっている段階の最後にあります。自分の混乱が始まったすぐ前で、自分では分かったつもりになっているところを見つけましょう。本当の原因はそこにあるのです。

本当には理解していなかったその段階を十分に理解しましょう。そうすれば 段階の飛び越しはもうありません。

誤解語

誤解語は勉強を進める時に一番大きな壁となります。

「誤解」とは理解していないこと、または意味を間違って理解することです。「誤解語」はよく理解できていない言葉や意味を間違って理解している言葉のことです。

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