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研究から判明したダイエットを継続するために必要な自制心を鍛える方法3つ

ダイエットは長期間に及ぶこともあるので、継続できずに断念してしまう方も多いのではないでしょうか?

今回は、ダイエットを継続して成功させるコツである「目標指向」の使い方と自制心を鍛える方法を紹介します。

目標指向には、これまで指向とこれから指向がある!?

目標指向とは、その名の通り目標を決めてそこに向かって頑張るという思考です。

ただし、
”これまで達成したこと”を考えるのが有効な場合と、
”これから達成すること”を考えるのが有効な場合
があります。

この2つの考え方に差異があることを確認したのが、2014年にシカゴ大学のKooらによって研究です。

この論文ではいくつかの研究をまとめており、結論としては以下になります。

・コミットメントが低く不確実な目標の場合は、これまで達成したことを強調する
・コミットメントが高く確実の目標(重要な試験、慈善事業への寄付など)の場合は、これから達成することを強調する

これまで達成したことを強調すると、目標を達成していないのに既に達成したかのように脳が錯覚し、頑張る気が失せるのではないかと研究者達は考察しています。


ダイエットは自分の理想像に近づけるので、コミットメントが高く確実な目標と言えます。

そのため、これから達成することを考えるようにするというのが大切ということが分かりました。

しかし、頭では分かっていても自制心があまり高くないのでダイエットを継続させる自信が無いという方もいらっしゃるかと思います。

そのため、自制心を鍛える方法を次のセクションで3個紹介します。

自制心を鍛える3つ方法

自制心を鍛える方法① 自制心は無尽蔵と信じる

自制心は消耗品で、グルコース(ブドウ糖)を摂取すると回復することは数々の研究から知られています。

しかし、自制心の消耗はある考えで防げることが確認されています。

ある考えとは、「自制心は無尽蔵と信じること」です。

これは、2010年にスタンフォード大学のVeronika Jobらの研究にて判明しています。

60名の大学生(女性42名、男性18名)を対象に実施されました。

実験前に2つの群に分け、ある群には自制心は無限である趣旨の文章を読ませ、もう一方は自制心は有限で消耗する趣旨の文章を読ませました。

この後に、自制心を枯渇させることに有用なテスト(例えば、文章内のすべてのeを消す)を実施しました。

その結果、自制心は無限である趣旨の文章を読ませた方が統計的に有意でテストの点数が良かったのです。

自制心は無くなってしまうものではなく、人々の先入観を反映している可能性があると研究者達は結論付けています。


自制心を鍛える他の2つの方法に関しては、以下のサイトに移管しました。


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