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公務員になれば将来は安泰という幻想

この記事を見ている人は普通の会社員、取締役、フリーター、学生など様々な人がいるかと思います。(そんなに見てねーよってツッコミはなしでw)

中には公務員の方もいるかもしれません

つい先日、公務員について、こんな記事を読みました。

簡潔に説明すると、公務員になれば人生安泰だと親に教え込まれ、そう思い込んでいる若者が、人生の最後に公務員なればそれでいい、というとても本末転倒なお話です。

公務員のメリット

私自身は公務員という職業にやり甲斐も魅力も全く感じていません。警察官や消防士のような明確にやりたいことが決まっているのであれば良いのですが、単なに公務員を目指すということは、とりあえずやりたいことが無いけど大学に通うということと同じくらい、思考停止な考えだなと思っています。

世の中にはそのようなスタンスが合っている人もいるので、公務員になって仕事を淡々とこなして、それなりに生活出来てラッキーという人には天職なのかもしれません。

しかし、中には公務員になれば幸せになれると勘違いしている人が数多くいます。

公務員になれば、確かに安定した給料を貰えるかもしれません。社会から見ても公務員の安定度は半端ないので、ローンなどの審査が通りやすいです。

会社員であれば会社の業績によって給料が上がったり下がったりしますが、公務員であれば、景気に関わらず、大体安定した給料が貰えます。もちろん残業代も出ます。(出ないとか言っている公務員は訴えを起こすか辞めましょう)

ちょっとブラックな話ですが、普通の企業であれば解雇されるようなことをしても、最悪、配属先が変わるくらいで済むので、そう簡単に職を失うことはありません。また、病気になっても全額とはいかないですが、ある程度給料が保障されます。配属先を変えて貰うことも可能です。

ちなみに、公務員になればモテるかどうかは本人次第なので、諦めて下さい(笑)

公務員のデメリット

公務員になるメリットは山ほどあるのですが、何れもやり方次第では会社員でも享受出来るものが殆どです。

公務員は給料が安定している反面、収入を増やすために副業することが出来ません。ただし、収入面は正直なところ、そんなにデメリットではありません。

一番のデメリットは公務員になると、公務員以外の仕事に就けなくなる可能性が高くなるということだと思います。

公務員は基本的には公務員という世界の中で仕事をします。そこは多少競争はあれど、企業と比べると微々たるもので、年齢を重ねれば給料も役職も上がっていきます。

悪い言い方をすると、誰でも出来る仕事を淡々とこなせば、誰でもそれなりの給料は貰えます

当たり前ですが、誰でも出来る仕事というのは世間的には価値が低い仕事です。価値が低いということは収入も低いです。世の中には、誰でも出来る仕事を頑張りたいというニーズもあるので、それはそれでストレスを溜めない良い生き方だと思います。

しかし、公務員と会社員には大きな世間のズレというものが存在します。

会社員は売上、成績、顧客との信頼など様々な要素が給料に反映されます。会社に貢献すればするほど、会社の利益に直結し給料が増えていきます。(いくら実績を出しても給料が増えないブラックな企業は知りませんw)

しかし、公務員はそのようなことはありません。厳密には成績による差はあれど、微々たるもので、基本的には年功序列で給料が増えていきます

給料というのは言わば、その人の値段です。

実力で付いた値段公務員ブランド付いた値段とでは、前者の方が価値があるのは言うまでもありません。

前者であれば定年を迎えた後でも職によってはバリバリ働けるでしょう。一方、後者はブランド無しでは一体この人は何が出来るのだろうという状態でしょう。

何故、そう断言できるの?

実は私の身近には、公務員や大企業に就職した人が数多くいました。何れも定年を迎えましたが、何れも公務員ブランドにあぐらをかいていた人達で、公務員時代はもてはやされていましたが、定年後は特別な能力があるわけでも無いのにプライドばかり高く、なかなか一般社会に馴染めませんでした。

何せ、世間というモノを知らないのですから。

大企業に就職した人も同じで、当時は履歴書を出せば誰でも入社出来たため、大企業ブランドの偉大さに気付かず、あぐらをかいていた人達であったため、過去の栄光を語ることしか出来ない、とても惨めな生活を送っています。

公務員を目指すということは、安定と同時に未来の可能性を潰す弊害もあるということを理解しておいた方が良いのかもしれません。


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