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桃色の血が流れる私

晴れやかな気分かと思えば、そうでもないような気もするお正月を過ごしている。
今年は良い年になってほしいという気持ちよりも、去年みたいにろくでもない年になったらどうしようという不安が募る。
(いや、去年はたしかにろくでもなかったけど、最悪の不幸を回避できて、しかも味方になってくれる人がたくさんいることに気づけたという意味ではそう悪い年でもなかった。)
私にとって20代最後の1年となる今年だけど、失った自信を取り戻せないままのんべんだらりと生きていくのだけは嫌だ。

そんなわけで、今年はとにかく穏やかに過ごしたい。
穏やかな時間の中で自信を取り戻したい。
あわよくば好きな人でもできて、その人と幸せに過ごせたら素敵だと思うけど、今はそれどころではない。
まずは自信を取り戻して、みじめな思いをしない自分になりたい。

昨年末、宇多田ヒカルのBADモードをTSUTAYAで借りてやっと聴くことができた。
(本当はちゃんと買いたいんだけど、もう棚が満杯で軽率にCDを買うことができない。)
BADモード収録曲の中で、PINK BLOODが私の心に突き刺さった。

この曲の歌詞にこんなフレーズがある。

心の穴を埋める何か
失うことを恐れないわ
自分のことを癒せるのは
自分だけだと気づいたから

PINK BLOOD / 宇多田ヒカル

去年の私は長い間心を占めていた人にひどく傷つけられた結果、ぽっかりと心に大きな穴が開いたけど、
もう私は自分の心に穴が開くようなことはしないと決めた。
たとえ開いたとしても、開いた穴は自分で埋めてみせる。

PINK BLOODは「自分で自分を生きる」ことを教えてくれる音楽だと思う。
私は今年、PINK BLOODをテーマソングに据えて、自分のためだけに生きることをやり直したい。

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