脚本『普通の人が良かったなあ』(仮題)の世界観とキャラ設定

こんばんは、登場人物の設定や脚本のプロットを適当な裏紙みたいなのに書いて誤って捨てて困ったことが何度もある、小西里です。

たまにはちゃんと専属脚本家として、どういう脚本作りたいか的なことでも書こうかなと思います。

少し前にうぃりーの「大鎌を使ったアクションがしたいけど、そんな血生臭くないやつ」という要望に沿って作った世界観と登場人物の設定を投稿したことがありました。詳しくはこちら↓

https://note.com/frate_to_leo/n/n2e2330b7aab8?magazine_key=mffd2979fd200

前回よりも滅茶苦茶作り込んだので、珍しく長文になるかもしれません。ご了承ください。




世界には、加護や呪いといった、人智を越えたものが存在する。とはいえ大抵の人間は加護や呪いとは無関係な生活を送っている。

人通りの多い道路で交通事故に遭った青年が一人。打ち所が悪く、即死である。周りはパニックに陥り、轢いてしまった人は車から出て救急車を呼んでいる。青年はぴくりとも動かない。即死、のはずだった。

「いった……」

青年は全身を赤く染めて動き出す。




設定

呪いとか加護とかを持つ人を管理する組織がある。呪いを受けた人をノロワレ、加護を持つ人をカゴモチと呼ぶ。しかし普通の人は呪いや加護とは無縁の生活を送っている。

組織は第1部隊~第4部隊まであり、呪いや加護によって起こる事件を解決する組織である。第1部隊~第4部隊まで揃っている東京が本部とみなされがちだが、実際の組織の本部は島根県にある。島根県にある理由は、昔加護や呪いは神によるものだと考えられていたため、神様が集まる出雲大社がある島根県に拠点という名の研究施設を構えたのがきっかけ。しかし東京の方が圧倒的に加護や呪いの被害が多かったため、東京に組織の支部が置かれている。

組織にはノロワレやカゴモチの他に、それらの家族や、呪いや加護の被害者などの一般人もいる。組織は呪いや加護によって普通の生活が出来ない人が働ける施設という側面もある。ちなみにノロワレやカゴモチでも組織に参加せず、普通に暮らしている人も当然いる。

組織はそれぞれの部隊で専門が異なり、第1部隊がまとめ役、第2部隊が加護の研究、第3部隊が呪いの研究、第4部隊が町で起こった事件の鎮圧(主に戦闘員)となっている。組織は資金調達やカモフラージュ、ノロワレやカゴモチなどの普通の場所では働けない人のための施設として、それぞれの部隊が別々の企業を経営している。

第1部隊が派遣会社。まずノロワレやカゴモチなどの人は第1に入り、その後それぞれに適した部隊や企業に派遣される。

第2部隊が病院。普通の病院では診ることが出来ないような奇怪な怪我や病が呪いや加護のせいで発生したとしても対処できるように、専門の病院を作った。

第3部隊がレストラン。第2の病院や第3のホテルにもチェーン店として出店している。部隊の中でも一番、普通の企業では働けない人のための派遣場所として活用されている。比較的有名なお店。

第4部隊がホテル。呪いや加護の被害にあった一般人や、状況を理解していないノロワレやカゴモチを一時的に保護するための場所。泊まりたいホテルとして有名になりつつある。


登場人物

(今回は設定が確立された人だけにします。メインキャラ全員出すと、本当に長くなってしまうので、続きは前回の記事か、いつかまた。)

張間さん(男)……第1所属監査官。カゴモチでありノロワレ。顔が良い(公式)。ハウル実写版と言われるレベルで顔が良い。しかしとても残念な人。よく喋ってうるさいし思考もうるさい。ファッションセンスがとんでもなく、ねこちゃんのゆるいイラストが描かれたTシャツに花柄のズボンでサンダル履いてたりする。みんな何も言わずに温かく見守っている。第1が基本スーツの会社で良かったね。《バリア》の加護を持ち、外的攻撃を防ぐ。《呪いを奪う》呪いを持ち、相性が良い呪いは自分のものに出来る(ただし3つまで)。現在自分のものにした呪いは、自分が受けたダメージを相手にも与える《報復》の呪い。基本的に受け取った呪いの大半は吐いて捨てる。読んで字のごとく吐く。なので正直汚い。汚いのに自称最強。最強発言も、やはり周りは温かく見守っている。

富士野くん(男)……《超回復》の加護を持つ。交通事故に遭って死んだと思ったらどっこい生きてた。一瞬で傷が治り、どういうことか全くわからなかったところを組織に保護された。そのまま組織のことを知るため、教育係として張間さんがついた。怪我さえしなければ普通の人と大して変わらないので、普通に暮らすか、組織で働くか選択を迫られる。カゴモチとはいえ世間では高校生であり、組織で働くにしても両親を説得できるか不安。自分の加護の性質から、自ら盾になろうとする自己犠牲があるが、そのたびめちゃくちゃ怒られる。自分が役に立つなら、出来る限りのことは頑張りたい実直な高校生(反抗期は終わった)。張間さんのことを、最初は滅茶苦茶格好いい人だと思っていたが、出会って数日で適当にあしらうようになった猛者。

穂積さん(男)……第3所属研究員。基本的に疲れているので少し怖い。しかし話してみるととてもまとも。現在2人しか確認されていない一級の呪いを受けている。(呪いや加護には階級があり、呪いの場合どれだけその呪いが人を傷つけたり殺めたりしたかによって階級が上がっていく。ちなみに本人の能力は考慮せず、呪いの力のみで判断される。一級の呪いとは、”まじで今すぐ封印した方が良いレベル“。)《不幸を呼び寄せる》呪いを受けており、機嫌が悪くなると、様々な怪奇現象にも似たことが穂積さんの周りに起こる。そのため一応は感情を抑えている。だが張間さんが嫌い。本当は呪いを2つ持てる貴重なノロワレで、《報復》の呪いを持っていたが、ある事件で張間さんにその呪いを奪われ、もっと張間さんが嫌いになった。早く呪いを返してほしい。

平上さん(女)……第4副隊長。選ばれていない者が触ると激痛に見舞われ、選ばれていない者が躍起になって激痛に耐えて長く持つと独りでにその者の首が飛ぶ、と言われている呪われた鎌に選ばれたことでノロワレになった。思い切り鎌を振るうことを認められる代わりに死ぬことを認められない《否認容認》の呪いを持つ。穂積さんと同様一級の呪い認定されたため、穂積さんとは封印されるなら一緒に封印されようね☆という一級仲間のズッ友である。鎌を持ち、首にチョーカーを巻き、パーカーのフードを被っている。パーカーの下は防弾チョッキのようなもので、組織、特に第4のメンバーはこのチョッキを着ている。服装から死神と噂されるが、本来は愚痴っぽく卑屈で怖がり。戦闘能力的に現場に出ることが多いが、早く内勤になりたい。ホテルの仕事大好き。第4の書類を終わらせたくて仕方ない。戦うのは怖いため無理すぎて無理。だって怪我したら痛いじゃん。しかし何かあったときにはとても頼りになるし、強いし、戦闘経験も豊富なので、やはり現場に駆り出されることが多い。平上さんは泣いた。



ちなみにこの物語のテーマは、『推しを見つける物語』です。

なんか登場人物で今回は男性陣がおおいですが、女性も多く登場します。基本的に私は男女比が大体同じくらいになっていてほしいタイプなので。

とはいえこれを本当に脚本にするかは気分次第。むしろnoteで小ネタをぽちぽち上げた方がたのしいかもしれないと思い始めています。まだ方向性が決まっていませんが、この時点で気に入った!続きの設定やこの登場人物たちの会話が見たい!という方は是非下の♥️ボタンを押してみてください。励みになります。

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