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ヒト畜生の映画評 | POV映画をdigる 2
映画のwebマガジン「フラスコ飯店」です🍜
今日も正体不明のツイッタラー / ブロガーのヒト畜生さんがPOV映画をたくさん教えてくれました。
<前回の記事はコチラから>
エヘヘ....../// お姉さん....../// 今どんな自粛してますか......///
イィィィィィヤアァァアァアア 変態テレフォンおじさんのつかみ!!
こんにちは、ヒト畜生です。
皆さん自粛してますか。テレワークと称して溜まってる映画もそろそろ尽きてきた頃でしょう。これを機に普段見ない新ジャンルの映画、POV映画を見るのはいかがでしょうか。
P:プリティーで
O:おませな
V:鰤
それでは紹介していきましょう!(*)
(*編集部注):
違います。POVは「プリティーで おませな 鰤」の略ではありません。
Point of View, つまり「視点」のこと。転じて一人称視点で作られた映画のことをPOVと呼びます。悪しからず。
***
①『ハードコア』(2015)
(C)2016 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
POVというと大抵ホラーだったり戦争映画であるが、このハードコアという映画やってしまいました、なんとPOVアクションでございます。
一人称視点で爽快アクションが楽しめるのである、これはもう「見る映画」ではなく「やる映画」なのだ。(昔のゲームCMの謳い文句をパクりました)
一人称視点でひたすらやりたい放題やる映画。
火炎放射機をもった男に追いかけ回されたり、ヘリコプターから落とされ空中300mからパラシュートなしで落ちたり、刀一本で戦車と戦ったり。小学生の時に道徳の授業中暇すぎてずっと脳内で考えていたことを追体験できる一作です。
しかもこれただのアクション映画ではなく、キャラやストーリーもかなり良い。
超能力者の悪の親玉、何故か助けてくれる全員「ビリー」という名前の男たち、エロお姉さん二人組など、こんな奴らと好き放題できるのだ、しかもストーリーに至っては最後に大ドンデン返しもある。なんだこれはもっと話題になってもいいだろ 。
こんなにも最高な映画があまり売れなかった理由としてマジで酔う。ひたすらに酔う。その一点のみが原因で天下を取れなかったといっても過言でない。
とにかく見てほしい。見ないという選択肢はない。
酔うけど。
②『Focus』(1996)
私の最も好きな邦画です。96年に公開された日本最古のPOV映画といってもいいだろう。隠れた名作というかもう隠れすぎてて、引っ越しの片付けしててタンスどかしたら壁の隙間から5年前に別れた彼女とのプリクラ出てきたわってくらい隠れた名作です。
ストーリーとしては、盗聴マニアの主人公にテレビ局が密着取材をするというものである。盗聴といっても僕たちの想像する盗聴と少し違って90年代のためトランシーバーみたいなもので専用の機械があれば他人の電話がランダムに盗み聞き出来たらしいよ!
そして取材クルーと一緒に盗聴してたらたまたまヤクザの会話を盗み聞きしてしまい、拳銃の隠し場所を知ってしまう、そこから話は思いもよらぬ展開へ――。
マジでこれは凄いですよ、こんな凄え邦画あったんだってなります。そら、プリクラ出てきて「ズッ恋!」とか書いてあるよへへ...…。みたいな気持ちになりますよ。ええ。
行き過ぎたマスコミやTVカメラの暴力等、当時の社会風刺からの最後どんでん返しの怒涛の展開は脚本がお見事すぎる。POVフェイクドキュメンタリーの最高傑作だと思ってます。
🍜🍜🍜
🍜🍜
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エヘヘ....../// お姉さん......///興味持っていただけましたか...///
イィィィィィヤアァァアァアア 変態テレフォンおじさんのつかみ!!!
どうでしたか。
最近チキンラーメンの6袋入りを買ったのですが、チキンラーメンって一口食べただけで満足するっていうか、もっと言えば一口目もそんな美味しくなくて「あぁこんな味だったな」ってなるんですけど、ひょっとしたらチキンラーメンって一番美味しいのは3分間待ってる時間なのかもなって思いました。こんな感じです。
文・ヒト畜生
鈍角でドーーーーーーーーーーン
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~ここ最近のフラスコ飯店~
さて、折角なのでweb本店の記事も紹介していきましょう。
このnoteでは「1人称」の映画をヒト畜生さんに紹介してもらいましたが、この記事でも「人称」「視点」をテーマに論じています。
共感するコンテンツだけが本当に正義なのか。という角度から又吉直樹の「劇場」を読み解いていきます。安尾氏の写真も◎
🍜この記事を読む🍜
本日は以上になります。引き続きフラスコ飯店をどうぞご贔屓に🍜
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