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森井の鑑賞記録 2022年1月、6月

【1月10日視聴 長谷川太郎 ドゥルツィアン・バロックファゴットリサイタル配信 近江楽堂】

前半はドゥルツィアン、後半はバロックファゴットのリサイタル。後者はもとより前者は初めて聴いた。古楽が好きで最近足を運べていない近江楽堂の幽けき空間で低音楽器が冴え渡るのを聴くことができた。レアな曲も知識と思いが籠るプログラムノートが理解を助けた。

【6月4日 マルティン・ガルシア・ガルシア ピアノリサイタル ミューザ川崎】

調律の音から既に違っていた。ファツィオリである。彼がショパン国際ピアノコンクールで選択したピアノである。透明感が研ぎ澄まされていて軽やかである。これは只事ではないと開演前に思ったのであった。

リアルタイムは感想を書きそびれてしまったが、1ヶ月近く経ってもガルシアガルシアによるショパンピアノソナタ第3番が深い爪痕を残している。ファツィオリによる流麗な音色を土台に粒立った目まぐるしさを区画し聴きどころを際立たせていた。パラダイムシフト。