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オリンピック見てて気になった国について紹介してみるvol.1トルコ

北京オリンピック開会式の入場は、国名を中国語で書いて、頭文字の画数が少ない順でしたね。

一番目に入場したのがトルコでした。「土耳其」と書くそうです。読めない。

トルコってウィンタースポーツのイメージがあまりないので、「雪降るの?」と思った人もいるかもしれません(実際には雪の降らない国の選手も結構出場してるんですね)。

私は自分が行くまで、トルコ…というか中東は冬でもそんなに寒くないと思ってました。なので夏にヨーロッパに行って、冬の間に中東を周ることに。

結果。

さっっっむ。

この年は特に「エジプトに100年ぶりに雪が降った!」と言うほど寒い年だったのですが、平常時でもトルコでも雪は降るようです。

地図見てみると、トルコは日本と緯度似たようなもんなんですね。
乾燥している分、さらに冷気が突き刺さる。

そんなトルコですが、海外初心者でもいろんな国に行ったことある人にもオススメです。

できれば冬以外の時期にどうぞ。

1. 観光

イスタンブール

こちらがヨーロッパ側、あちらがアジア側

世界で唯一、アジアとヨーロッパの両方にまたがるのがイスタンブール。

その旧市街の中心部で、庭園をはさんで並んでいるのがアヤ・ソフィアとブルーモスクです。

キリスト教会からモスクへと姿を変えたアヤ・ソフィア
ブルーモスク(正式名はスルタンアフメット・ジャーミィ)
2万枚をこえる青のタイルで彩られたブルーモスクの内装

アヤ・ソフィアは古代ローマ人が建設したキリスト教の大聖堂で、オスマン帝国時代にモスク(イスラム教の礼拝堂)となりました。

6つの尖塔が特徴的なブルーモスクは17世紀初め、オスマン帝国の王によって建てられ、「世界一美しいモスク」と言われています。

食べ物や雑貨が並ぶバザール(市場)。

中でもイスタンブールのグランバザールはそのお店や商品の多彩さに、何から見るべきか迷うほどです。

カッパドキア

奇岩群が目を引くカッパドキアは、自然遺産と文化遺産両方を兼ね備えた複合文化遺産です。

遥か昔、火山の噴火によって堆積した溶岩と火山灰。
それを風雨が削り出し、硬い地層が残って奇岩となりました。

ラクダ岩
きのこ岩

ローマ時代後期、弾圧されたキリスト教徒がこの奇岩の谷に逃げ込み、洞窟教会や地下都市をつくり上げました。

洞窟教会や修道院が点在する
地下に広がる都市


パムッカレ

トルコ語で「綿の城」という意味をもつパムッカレ。
温泉水が長い時をかけ山を流れ落ちて出来た石灰棚です。

見るだけでなく実際入ることができるので、靴を脱いで登っていきましょう。

頂上には古代都市ヒエラポリスの遺跡と、温水プール(有料)が旅人を待っています。

ヒエラポリスの円形劇場じローマ時代の遺跡が沈んでいる
地震で倒壊したローマ時代の遺跡。今は温水プールになっていて人々の憩いの場に

2. 街並み

「有名な観光地はTVなどでも見かけるから、その国の普通の生活が知りたい。」
そんなリクエストを以前いただいたので見ていきましょう。

レトロなトラム(路面電車)が走る新市街。

旧市街は世界遺産やホテル・お土産屋さんが並ぶ観光エリアで、新市街は地元の人々が買い物に出掛ける生活の中心地です。

トルコのスーパー。
料理によくヨーグルトを使うので、いろんな大きさの商品がたくさん並べられています。

トルコでは他の中東の国と違い、私達の使うアラビア数字を使っています。
(文字もアラビア文字ではなくアルファベット)

そのため、買い物がしやすいのも大きなメリット。

3. トルコのごはん

世界三大料理!
さて、どこの国の料理でしょう?

フランス。中国。
そしてもう1つがトルコなんです。

といっても、どんな料理があるかイメージが湧きづらいのではないでしょうか。
私はシシケバブくらいしか知りませんでした。

実際行ってみた結果…トルコ料理は「世界一 日本人に合う(のでぜひ現地に行って食べてみてほしい)」!!

美味しいパンが無料で食べ放題。

米やパスタなども食べますが、トルコの主食はパンです。

町のロカンタ(食堂)に行くとテーブルの真ん中にカゴやタッパが置いてあって、パンがたっぷり入っています。

これが何故か料金取られず食べ放題。そして美味しい。

ちなみに食事についてくるチャイ(紅茶)も無料です。
水は基本頼まないと出てこなくて有料です。

つまり日本の水=トルコのチャイ。

こちらは朝食です。

やっぱりカゴに入ったパンとゆで玉子・ソーセージにチーズ、トマト・きゅうり・オリーブにフルーツ。
多少変わりますが大体このパターンです。

パンにソーセージやチーズ&野菜を載せても美味しい。

トルコのピザ・ピデとピラフ・ピラウ

笹舟のような形をしたトルコのピザ・ピデ。
ピラウ(手前)とキョフテ(左)

トルコの主食はパンですが、お米も一般的に食べられます。
しかも日本と同じ、ツヤツヤもちもちのお米。
このもちもちの米を食べる国って、実はそう多くないんです。

そんなお米を使った料理の1つがピラウ。
トルコのピラフのことで、ピラフはピラウから来ているのだそう(ピラフという言葉はフランス語)。

もちもちのピラフ。美味しそうですね…美味しいです。
また食べたい。

ピラウは主食ではなく付け合せ的な位置なので、ピラウにもパンが付きます。この辺りが日本との違いですね笑

また写真に載っているキョフテは、羊や牛肉で作られたハンバーグです。
ちょっとスパイシーで、ヨーグルトソースをかけるのが特徴。

これ以外でもトルコではいろんなものにヨーグルトを入れたりかけたりします。
美味しいしさっぱり味が好きな自分ですが、これにもヨーグルトかけるの?と思うことも^^;

具材の旨味がとけ込んだ煮込み料理

トルコの普段の食事は煮込み料理が多いです。

食堂では多種多様な煮込み料理が並んでいて、「これちょうだい」と言うと好きな分だけ入れてくれます。

これが身に沁みわたる美味しさ。
煮汁をパンに吸わせると身体も心もトロトロに。

写真はナス・じゃがいも・トマトなどですが、他にもいろんな煮込みがあるので飽きません。

終わりに

いかがでしたでしょうか?
トルコは魅力たっぷりな国なので、その魅力の一端でも伝われば嬉しいです。

下手なこと書いてはいけないと文が固くなってる観光地と、好き勝手書いてるごはん紹介の文章のトーンが全然違うのが今後の課題ですね…



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