ニューヨークでの一日（人種のるつぼ編）

昨日、ニューヨークから日本に帰ってきた。そこで見た変な者たち、しかし愛すべき者達をここに列挙する。

・地下鉄内でバク転する陽気なヤンキーたち。元気溌剌な彼らにはどうか一ドルを分け与えて欲しい。

・こちらから聞いてもいないのに、道案内してくるニューヨーカー。世界一親切な彼らには感謝するばかりであった。

・平日の朝から優雅にパンケーキを食べ、それぞれニューヨークタイムズを読むカップル。彼らの日常に嫉妬すること必須。

・公園で太陽の下、芝生の上で皆まどろむ中、一人黙々と裸体でスケッチをする中年女性。二度見はしなかった。

・前を走る同級生の頭を、ピシャリと後ろから叩いて、またサムアップする黒人の少年ども。こちらは二度見した。

・魔女みたいな見た目の、年齢不詳、性別転換可能そうな70台入りたての女性。ディズニー映画にはこれから出る予定なようだ。

・真昼間だというのに、電車内の手すりに頭を据えて堂々ベンチで眠る兄ちゃん。絵になるからすかさず一枚写真を撮った。

・土曜の休みの日に、表にスピーカーを置いて、大音量の音楽の下、バーベキューをする地域一帯。布団叩く音よりよほどうるさかった。

・Airpods。やたらみんな耳に付けてた。日本だとイカした兄ちゃんぐらいなのに。この地は何事においても最先端だ。