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家永三郎と吉田清治と遺跡ねつ造事件

 左翼の大御所だった家永三郎の間違いの一つに従軍慰安婦のねつ造記事を書いた吉田清治の『私の戦争犯罪』をそのまま何の検証もなしに掲載してしまったことを上げる人は少なからずいる。

 この事件に関して自分も今まで不勉強であった、と反省もしているのだが家永三郎の犯罪ということで今も彼の人生の汚点であるという批判が絶えない。

 芹沢長介がFのねつ造した旧石器時代の石器や縄文土器を本物であって、日本に前期旧石器時代が存在しただけでなく、前期旧石器時代が発展を遂げ、日本に縄文文明がもたらされたという間違いのようなことを家永三郎は従軍慰安婦の吉田清治の件で残念ながらしてしまった、と私は思うようになった。

 私自身、家永三郎の学問的な業績に対して全部、日本を貶める売国奴とか日本共産党の御用学者とか北朝鮮や韓国や中国などの特定アジアの手先になっている反日御用左翼文化人だということで家永三郎が全部、嘘とねつ造で売国行為を繰り返したとはいわないようにしたい、と考えている。

 私のいた東北福祉大学では一貫して家永三郎を批判したり、侮辱するような言動を繰り返した保守右翼の教授が少なからずいて、家永三郎も吉田清治の『私の戦争犯罪』で従軍慰安婦のねつ造のようなことをやり、家永三郎も平気で遺跡ねつ造事件のFをかばうような売国行為をしていたと酷評していた残念な輩もいたという。

 とはいうものの家永三郎も吉田清治のねつ造した慰安婦や徴用工の記述を晩年まで重んじ、間違いを彼自身も晩年になっても正さなかったことは個人的に問題ではないか?という批判があるのは当然だろう。

 遺跡ねつ造事件のFが日本の旧石器時代のパイオニアだった芹沢長介に気に入られるようにねつ造を繰り返し、最終的に文化勲章をもらうための野心を抱いていたように、吉田清治も左翼の大御所の家永三郎に気に入られようと『私の戦争犯罪』などの書籍で韓国済州島で従軍慰安婦の強制連行や徴用工問題をねつ造してきたことは事実として認めるしかない、と思うようになった。

 実際、吉田清治も『朝日新聞』や『赤旗』で自分のねつ造した従軍慰安婦や朝鮮人強制連行のねつ造を大々的に売り込み、左翼文化人の大御所として君臨しようという野心を色濃く持っていたことに関しては否定できないと私は考える。

 吉田清治も遺跡ねつ造事件のFのように従軍慰安婦や徴用工でねつ造記事を書き、謝罪碑までねつ造を繰り返したことは残念ながらFと同じような卑劣な振る舞いであったことは認めるしかない、と思う。

 最近になって『朝日新聞』も吉田清治の従軍慰安婦や徴用工の記事に関してかつてのサンゴ事件やFのおこした遺跡ねつ造事件と同じようなことであったと考え、一連の吉田清治の慰安婦・徴用工のねつ造事件に関しては間違いであったことをきちんと公表したことに関しては私自身も正しいことを『朝日新聞』はそれなりにしたと評価したい。

記事を訂正、おわびしご説明します 朝日新聞社 慰安婦報道、第三者委報告書

 『朝日新聞』は最近になって吉田清治の慰安婦や徴用工に関してねつ造を認めて取り消したが、残念ながら家永三郎が『戦争責任』という著作で吉田清治のねつ造した従軍慰安婦や徴用工に関する記事は訂正されないままになっているのはいただけないことだと私は思う。

 私個人も家永三郎が吉田清治を晩年まで重宝したことは芹沢長介が遺跡ねつ造事件のFのねつ造を擁護して、間違いを正さなかった間違いと同じような大いなる学問上の汚点であり、間違いは間違いだといった方が家永三郎本人の名誉になるのではないか?とも思う。

 家永三郎も吉田清治の一件で芹沢長介がFを重んじでねつ造を擁護したような間違いを犯したことは私も記憶に留めておくことにする。

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