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デス・レター(Made In A Garage第6弾-“CREATURES”開催のご挨拶)

里山は生態系の宝庫である。光がが木々に遮られ、腐葉土溶かした落ち葉の下に、木にまとわりつくように、あるいは森を徘徊する、誰も知らなかった生き物の宝庫である。

里山はまた、此界と彼界の間の関所としての役割もある。あの世の妖怪が人里に下りてくるのを、里山は優しく押し留める。うっかり入り込んだ人間は、稀に物怪(もののけ)に出会って、世の中には自分の知らないものがまだまだ沢山あったのだと、驚き畏れて、里に還っていく。

今回のMade In A Garageは、そんな感じになるだろう。場所は埼玉、越谷イージーゴーイングス。埼玉というところがまた、里山に似つかわしいではないか。いらっしゃる皆様は、伽藍とした黒いハコに、1人の絵師が居住まうのを見るだろう。照明が落ちると同時に、その絵師はせっせと何かを描き始める。諸兄は酒を飲みながら、里山の奥に分け入っていただきたい。

そこには6体の「クリーチャーズ」がいるはずだ。それはおどろおどろしいかもしれない。陽気かもしれない。淡々と歌を紡いでいるかもしれない。あるいは、激しいかもしれない。

絵師は「クリーチャーズ」を次々と可視化するであろう。まるで、平家物語を謡い継いだ琵琶法師のように。そして諸兄が森を出る時、壁には6体の化身が現れるのを見るだろう。里山は諸兄を里に帰す。その時諸兄の心の中に、何が残るか。

トリはThe BBB。頭目リョーヘーとの約束である。Thee BlackDoor Blues, Very Ape, tha Heals, Little Radios,そして我々→。

8/17。盆の最中。
ハイキング日和である。

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